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函館山岳会の歩み

函館山岳会活動の歩み

函館山岳会は,昭和25年4月に個人37名,社会人団体,高校山岳部等が参加創立されて,令和2年11月で創立70周年を迎えております。

この間において会員個々の努力により,その成果として積雪期では道南の狩場山山系,遊楽部山系,大千軒岳山系,道内のニセコ山系,羊蹄山,大雪山系,十勝山系,夕張山系,日高山系,さらに本州北アルプス,八ケ岳山系,夏期では沢登りを中心とした道南の山々,大雪山系,夕張山系,日高山系等に足跡を残しております。

海外登山では昭和52年インド,タルコット峰登山隊への参加(登頂),昭和53年函館インド,ホワイトセール峰登山隊への参加(敗退),昭和54年ネパール,パルチャモ峰(敗退),昭和63年中華民国,玉山(登頂),平成7年,19年マレーシア,キナバル峰(2回登頂),平成8年タンザニア,キリマンジェロ峰(登頂)に足跡を残しております。

海外トレッキングでは昭和50年,54年ネパール,ゴーキョピーク(2回),昭和59年アンナプルナ内院,平成14年アンナプルナ山群北部,昭和49年,平成9年ランタン渓谷(2回),平成19年中国四川省,四姑娘山山麓,平成21年中国雲南省玉龍雪山山麓,梅里雪山山麓,老君山山麓が行われております。

しかし,今日までの過程には,昭和49年4月前千軒岳行方不明事故(ヘリコプターによる救助),昭和54年7月メップ岳目名沢滑落事故(ヘリコプターによる救助),死亡事故となった昭和63年11月大千軒岳での病気死亡事故が発生し,数回の山行方針の見直しを行っております。

山岳会の基本方針は,会としての目標は掲げず,会員個々の意欲と努力により,会全体のレベルアップが図られるものと考えており,月2回の全会員レベルに適合した月例山行と,メンバーのレベルによる会員山行を行っております。現在の会員は9名ですが,会員の高齢化の進行,若手会員の減少により,中高年主体の山岳会となっております。

 現在の主な山行は,月2回の月例山行を実施しており,夏期では道南の山々を主体に一般コースからの尾根歩き登山,積雪期では函館近郊の横津山系,木地挽山系等の登山を実施しております。その他,月1回の例会を実施し,山行報告,山行計画の協議等を行っております。過去の事故経験から会員山行の管理は,理事会において審査し承認する事にしております。

 最後になりますが,昭和47年5月より毎月函館山岳会ニュースの発行を続けており,令和2年12月現在において585号となっております。また,このニュースを7~8年ごとにまとめ,函館山岳会報3号,4号,5号,6号,として4冊の会報を発行しております。以前の創刊号,2号を含め6冊の会報を発行しております。今年の5月には会報7号を発行しております。

 春一番の花々を求め,夏の高山植物の観賞,秋の紅葉狩り,厳冬の樹氷の
観賞等,四季の自然を満喫しながら山々を登っております。70年の伝統が有り,地道な山登りを実践している山岳会ですが,共に末永く登山を楽しむ仲間を募集しております。            連絡先:0138-57-6861(野口まで)

2015年9月25日金曜日

五色温泉~ニトヌプリ~チセヌプリ 2015年9月22日

  五色温泉~ニトヌプリ~チセヌプリ 
               2015年9月22日
メンバー5名
  5:00起床。5:20各自朝食を取る。6:05テントは張ったままにして出発。観光案内所前の橋を渡り,五色温泉からイワオヌプリへの遊歩道を登る。8:20登山ボックス810mで登山届けを記帳し,40mほどの急斜面の新しくなった階段を登る。樹林帯に入りしばし登ると傾斜が落ちて火山灰の道となる。6:45イワオヌプリ分岐930m通過。6:47大沼分岐940mからニトプリへ向かう。920mから30m程フックスロープの張られた,白い火山礫急斜面を下る。下った地点からニトヌプリの登りまでは,雰囲気の良いシラタマ,ツツジ類の灌木帯の道である。湿地を過ぎニトヌプリへの登りとなる。





  7:05~10高度883mで小休止。ダケカンバ等樹林帯のジグザグを切った道を登る。7:28コブ1000mを越えて,10m程下りニトヌプリヘの登りとなる。再びダケカンバ,ネマガリ刈分けを登る。  7:45ニトヌプリ頂上1080m着。7:55メンバー全員頂上着。天気快晴,北にはイワオヌプリ,アンヌプリが,西にはニトヌプリが眺望出来る。行動計画より40分遅れているので8:00急いでチセヌプリとのコルへ下山開始。




  ハイマツ帯から樹林帯に下ると,泥と岩のぬかるんだ道で慎重に下る。8:30~55メンバー全員ニトヌプリ登山口駐車場着。この時点で沼巡りは断念の気配が濃厚となる。

  9:00チセヌプリへ出発。ネマガリ刈分け道を登り,次第にダケカンバ等樹林帯の大きなゴロ岩と泥の道を登る。930m付近からダケカンバ樹林帯を抜け,再び樹林帯にはいるが,直ぐに笹刈分け等の道を登る。眼下にニセコパノラマライン,雪秩父等を身ながら高度を上げる。快晴の良い天気の中の登高は気持ちが良い。  9:50から1100m付近で遅れたメンバーを待つ。10:30ようやくメンバーが登って来る。2箇所の岩の所がなかなか越せなかったとの事。笹,ハイマツの道を登る。




  10:45チセヌプリ頂上着。9:55には先のメンバーは頂上に着いたとの事。ここで協議し沼巡りは断念し,ここから引き返す事にする。


  男性2名がコルの駐車場まで下り,パノラマラインを走り,五色温泉まで戻り,車で迎えに来る事に決定する。10:502名は下山して行く。私と女性2名は,行動食を取り水分補給をして11:05来た道を戻り下山開始。
  11:20高度1070mで事故発生。女性メンバー1人が岩場で1m程飛び降り,岩の間で足首を痛める。足首がかなり痛い状況である。登って来た男性がテーピングで足首を固定しくれる。また鎮痛剤を提供してくれる。見た目ではあまり腫れていない状況で,軽いねんざと判断する。彼女のザックは私が背負い,自力で下山と判断し,彼女は痛む足での下山となる。見るに見かねてか,様子を見ていた男性は心配して,彼女に付き添って下ってくれる事になる。地元蘭越町なので,また登れるとの事である。私が誘導し一歩一歩の下山となる。男性は時には彼女を支えてくれる。岩場は尻で滑ったり,滑る泥の道はストックと人で確保して下る。時間がかかるが確実に下れる事となる。下山口近くになると彼女の口も軽くなってくる。
  13:05チセヌプリ登山口駐車場に下山。事故現場から1時間30分かけての下山であった。 13:15先に下った男性2名が車で迎えに来る。事故状況を話し,車での迎えを感謝する。13:25五色温泉へ出発。13:40キャンプ場着。テント撤収し13:55出発。   
  14:00~14:50ニセコ山の家温泉入浴。15:15函館へ出発。18:55亀田支所解散。
  ニトヌプリ~チセヌプリ~長沼~神仙沼~大谷地~大沼の山と沼巡りは,メンバーの足並みが揃わず断念しました。チセからの下りの岩場で事故は,不注意により発生しましたが,なんとか自力で下山しました。
  厳しい山行では体力,技術力,判断力が求められ,わずかなミスで事故も発生します。今回は途中で断念した事が,事故が発生したにもかかわらず,短時間でキャンプ場に戻る事が出来,不幸中の幸いで有ったと考えられます。
  また車を取りに行った男性メンバー2名は,マラソンもやっており,訓練として走ったとの事で感謝する次第です。
  更に足首痛めた女性メンバーに付き添ってくれた,蘭越町の男性にも感謝をする次第です。      (NG記)








 

ニセコアンヌプリ 五色温泉コース 2015年9月21日

    ニセコアンヌプリ 五色温泉コース
               2015年9月21日
メンバー 5名
  9:00亀田支所出発。12:25ニセコ五色温泉キャンプ場着。12:40テント設営完了。天気は曇りで残念ながらアンヌプリは見えない。


  13:05アンヌプリへ出発。石と泥の多少ぬかるんだ広いネマガリ刈分け道を登る。13:20見返り坂分岐850mを通過。次第にぬかるみはなくなり,道脇には花の終わりのヤマハハコ,コガネギクが咲く道を登る。道は東尾根西側の道となり所々で五色温泉が眺望出来る。しかしイワオヌプリは雲の中で眺望出来ない。白いシラタマ果実のが道脇に出てくる。
  13:54~14:00尾根上標高点1065m付近で小休止。1000m以上はガスの中であり,ここからもガスの中の登りとなる。次第にダケカンバ,ハイマツ,ナナカマドの中のゴロ石の道となる。1150m,1180mとジグで切り返す。
  


 
    14:25切り返しの1180mで小雨がぱらつき始めたので雨具の上着を着用し,灌木帯の道を登る。
  14:40アンヌプリ西峰北に出る。ガスの為頂上は見えないが,稜線を東に向かう。14:50ガスの中のアンヌプリ頂上三角点標識着。記念写真を撮り,避難小屋を除くと7~8名がおり狭いので,西風を避け小屋の東側で行動食を取り休憩する。頂上からの眺望はガスの為全くない。



  15:05下山開始。ガスの中黙々と下山を続ける。途中910m付近でガスが切れたイワオヌプリが眺望出来る。16:30キャンプ場登山口に下山。


  装備をテント内に搬入し,17:00より夕食となる。各自持ち寄りのおかず等でビール,焼酎等を飲みながら歓談しながら夕食を取る。9:30まで歓談し就寝する。夜半には時々雨が降っていた。
                              (NG記)
    アンヌプリで出会った花々 





2015年9月7日月曜日

空沼岳 万計沢コース 2015年9月5~6日

 空沼岳 万計沢コース 2015年9月5~6日

メンバー 5名

9月5日 曇 
  12:30亀田支所出発。大沼~豊浦まで高速道路を利用する。採石場から橋を渡り林道を進む。幕営地に適した駐車場を過ぎ,進むと林道流失地点に出る。16:45明るい駐車場360m付近に戻る。17:00テント設営。17:20から持ち寄りの夕食を食べ歓談して過ごす。21:30就寝。
9月6日 晴
  4:40起床。5:10朝食。5:30テント撤収。5:45出発。5:50林道流失地点通過。5:58登山口にて登山届け記入。6:00出発。真駒内川を梯子状の板,飛び石で渡渉し左岸の尾根に取付く。



  トドマツ樹林帯の尾根を登る。次第に傾斜は緩みネマガリ刈分け道となり,トドマツ,ダケカンバ樹林帯を登る。途中に看板の有る大きなエゾマツが有る。6:27小沢510mを渡り樹林帯を登る。
  6:40~45小沢560mにて小休止。右岸に渡り直ぐ左岸に渡る。沢状の道を登り次第に北側の尾根上の登りとなる。7:14尾根を越えて680m付近で,右に万計沢が見える。ここには倒木がある。北に万計沢を見て登り,地滑り地点を越えると次第に下りとなる。
  7:35万計沢790m地点を丸太,飛び石等で左岸へ渡渉。


  沢から離れても角材が敷かれた湿った道を登る。次第に尾根上となりトドマツ等樹林帯を登る。途中右手に青沼分岐の標識がある。やがて左手が沢状となり,登る先に滝が見えてくる。滝の右側の途中にフィックスの有る細い道をトラバース状に登る。8:00万計沼に出る。


  8:02~20万計山荘前広場で沼を見ながら休憩する。沼ではカモの親子が遊んでいる。左手沼向かいには北大空沼小屋の屋根が見える。


  ここからもネマガリ刈分け道で,樹林帯の中の傾斜の緩い道を登る。途中には泥のぬかるんだ箇所が何カ所も有り,石,板,両サイドのネマガリの脇等を歩き進む。2箇所多少急な登りを登りネマガリ刈分けの,傾斜が緩い所々ぬかるみの有る道を進む。
  9:10真簾沼湖畔1070m着。湖畔はゴロ石となっている,広い沼を眺め休憩する。


  9:20出発。1140mまで多少急な道を登ると傾斜は緩み,またぬかるみの多いネマガリ刈分け道となる。9:47コル1145mコル通過。樹木の間から空沼岳が眺望出来る。


  1150m付近からは稜線への急登となりゴロ石の道を登る。


  10:15札幌岳分岐標識の有る稜線1210mに出る。ここから稜線を北南と進み,最後は南からダケカンバ,ハイマツ等の灌木帯を登る。
  10:25空沼岳頂上1251m着。岩場の平坦な頂上左側に標識が有る。天気は薄曇りであるが,南に漁岳,恵庭岳,風不死岳,樽前山,北東の札幌市街地等はかすんであまり見えない。西の羊蹄山も頂上は雲の中である。風は無く暖かい中のんびりと行動食を取り休憩する。ぽつぽつ登山者がやってくる。



  10:50下山開始。11:00稜線からから下り始める。登りの道を下り11:40~50真簾沼湖畔小休止。12:27~40万計山荘前小休止。12:58万計沢790m地点右岸へ渡渉。13:35~53小沢560mで小休止。14:22真駒内川を渡り登山口着。14:35駐車地点に下山。14:55函館へ出発。豊浦~大沼まで高速を利用し,19:30函館着。
  比較的気温が低かったのか,暑さをあまり感じない登山でしたが,往復8時間50分の行動時間となりました。急登の少ない山ですが,泥のぬかるみが多い山と実感しました。  (NG記)

 



2015年8月24日月曜日

雄鉾岳雄鉾沢コース(函館岳連交流登山会) 2015年8月22~23日 

雄鉾岳雄鉾沢コース(函館岳連交流登山会) 
            2015年8月22~23日 

参加者 函館山岳会4名,函館山の会10名,今金山岳会4名


8月22日 曇
  14:30亀田支所出発。14:45七飯町役場で1名合流。16:40雄鉾山の家前の駐車場着。小屋の前の橋は新しい橋になっている。17:00小屋に入り早々飲みながらの交流会となる。持参の夕食を食べながら飲み,途中から山の会の豚汁も出てくる。大半が馴染みの顔ぶれなので山の話し,仕事の話し,雑談等に花を咲かせ飲み語り合う。21:30就寝。
8月23日 曇
  5:00起床。5:30朝食。6:07今金山岳会と函館山岳会出発。函館山の会は今日来るメンバーもいるので6:30出発との事。


  雄鉾沢出合で待つことにする。銀山沢右岸の道を進む。途中フィックスノロープ箇所,沢身を歩く箇所等を通過する。6:33マクンベツの滝上の渡渉地点を飛び石で通過。右岸の踏み跡に従い進む。   


  6:43フィックスロープノ張られた高巻き15m程を登り下る。ここからは次第に踏み跡は不明瞭になり,所々に有るピンクテープ見ながら進む。しかし古いのも有り渡渉地点を右左と渡渉しながら進む。

  7:08雄鉾沢出合440m着。大岩が有りこれが目印。ここで山の会が来るまで小休止。7:25山の会合流。7:30雄鉾沢に入り進む。


  左岸の踏み跡を進み,高巻き道のように20m程登ると土砂崩壊となり,7:40戻り右岸に渡渉する。また踏み跡に出て沢見を離れるが,股崩壊地に出て7:45~55ロープを7m程フックスし沢身に下る。沢身を登ったり,踏み跡を登ったりしながら進む。
  8:25~30二股440m小休止。ここから左股へ入るが,ピンクテープに従い支尾根を登り沢身に出る。踏み跡に従い小さな高巻き道,沢身を歩いて高度を上げる。


  9:07水場の標識の有る地点通過。左側が水場である。ここからは水の少ない枯れ沢状ゴロ石の中を進む。
  9:35~45高度650mにて小休止。行動食を取り急登に備える。ゴロ石の枯れ沢は急になり,やがて左側の草の被ったネマガリ刈分け道の急登を登る。この付近からガスがかかり回りの眺望は無い。

  
  10:00岩壁の下750mの肩通過。南に岩壁の下の草の被った踏み跡道を,小さく上り下りしながらトラバースしながら進む。


  10:28ルンゼ入口通過。急なルンゼ内にはフックスロープが要所要所有る。2年前には無かった箇所にもフックスロープが有り登り易くなっている。ルンゼ内の倒木はまだ有ったが,登り易くなっている。




  10:55ルンゼを抜ける。ネマガリ刈分けを進むと急登にフックスロープが有り,最後は一枚岩を腕力で登る。


  11:14海見平900mに出る。ここからは平坦な笹,ハイマツ等灌木帯の道を進む。最後は笹と草の刈分け道を登る。
  11:30~38全員雄鉾岳頂上着。ガスが薄くかかり暖かいが,回りの眺望は無い。行動食,水分補給して休憩する。


  12:00記念写真を撮り下山開始。ルンゼ内等のフックスロープの箇所は1人1人慎重に下るので時間がかかる。12:50ルンゼ一口通過。13:05~20高度760mで後続を待つ。14:00~15水場で小休止。14:45~55雄鉾沢二股の下440mで後続を待つ。15:20~40雄鉾沢350m小休止。15:50~55二股雄鉾沢出合330m後続を待つ。16:40登山口に下山。17:00雄鉾山荘温泉へ出発。17:10~17:55温泉入浴。18:15函館へ出発。20:00亀田支所解散。
  行動時間約10時間30の行動となりました。このコースは沢沿いの踏み跡が不明瞭であり,また土砂崩壊等も有り,ルンゼ内の慎重な通過等で時間がかかりました。交流登山会としてはハードな山行になりました。       (NG記) 

2015年8月15日土曜日

茂辺地川盤の沢沢登り訓練  2015年8月8~9日

 茂辺地川盤の沢沢登り訓練   8月8日~9日


メンバー 4名

8月8日 曇
  16:00亀田中学校出発。16:40盤の沢教育体験の森駐車場着。簡易水洗のトイレが有る。17:00まで明日の訓練場所の下見をしたり,沢の状況を見て回る。今回は水量が非常に少なく,多少迫力のない沢となっている。
  17:00までにOKさんもやって来る。駐車場にテントを設営し17:20から各自持ち寄りの夕食。酒を飲みながら世間話,山行話等に花を咲かせて語り合う。21:30就寝。

8月9日 曇
  5:00起床。6:00朝食。6:30テント撤収。6:40から河原から東側雑木林の疎林帯急斜面を利用し,懸垂下降の訓練に入る。この斜面の上には東屋が有りこの柱に支点を取る。
  ロープを2本セットし,エイト環,ATC,ヒラリ環各自の制動器で懸垂下降訓練をする。 自己確保が一番重要であり,懸垂下降に入るまでは必ず自己確保をしていることを伝える。制動力が弱い時には,ロープを肩に回す等して制動力を増す。また万が一の為には,プルジュークによる自己確保も必要なことも伝える。参加者それぞれ4~5回自分で納得できる様訓練をする。
  次は東屋の回りに支点を取り,ロープ使用での登り方の訓練を行う。まずはトップの確保セカンドで支点でのカラビナ掛け替え,終点での自己確保までの流れを体験してもらう。これも2回の訓練を行う。最後は懸垂下降で遊歩道を越えて下る。
  8:40~9:00河原に出て水分補給,行動食を取り休憩する。9:05~10:00水量の少ない沢右岸の岩に30m程5ヶ所ハーケンで支点を取りロープをフックスし,沢岩壁トラバースの訓練を行う。ハーネスからのカラビナ付きシュリンゲ2本をロープにかけ支点で,1個ずつ掛け替えて安全を期すことを伝える。水流の多い時には真剣にトラバース訓練になるが,今日は全く水量が無いの迫力はない。



  10:05茂辺地川の沢歩きに出発。平凡な沢を歩くだけだが,途中からアブの大群が体につきまとい始める。防虫剤散布の為休むと,素肌の至る所に食いついてくる。防虫剤は全く効果がない。10:30西股川,東股川合流点手前で引き返すことにする。     


  11:00訓練河原着。装備を回収し11:05駐車場着。ここは日陰で涼しいのかアブはいなくなる。
  行動食を取り水分補給等して休憩する。11:30函館へ出発。12:05函館着。                     (NG記)

2015年7月28日火曜日

ヒサゴ沼~トムラウシ山~東大雪荘 2015年7月11日

ヒサゴ沼~トムラウシ山~東大雪荘 
            2015年7月11日
メンバ2名

7月11日(土) 快晴(ヒサゴ沼避難小屋→北沼→トムラウシ山→トムラウシ温泉)
 4:00起床して5:00すぎにヒサゴ沼避難小屋出発。沼の縁を歩き昨日の地点を超えてさらに沼の縁を歩く。急な雪渓が目の前にデ~ンと見える。私はここで軽アイゼンを付けゆっくり登って行く。数人の登山者がいる中,先頭をきって登ったのは女性で,アイゼンは付けずキックステップで登って行く。早い。あっと言う間に見失う。



 分岐6:05。ゴロゴロした岩をすぎると日本庭園である。自然が作った造形。この素晴らしさが,写真ではわからないのが残念である。沼地,岩場,周辺の景観,そしてお花たち。
 北沼分岐6:05(北沼)。ここで遅れているSMさんを待つため,ゆっくり足を洗い過ごす。

 

 9:20トムラウシ山へ出発する。巨大な岩,ロックガーデンと呼ばれる岩の上を,ペンキの目印を頼りに何処までも登る。ジャズを聴いて動かない,SMさんを置いて一人登って行く。途中で先行者が巨岩を直登している。私は目印に沿って登る。手とストックを使い,コースを見て判断して登る。
 トムラウシ山9:50着。山頂はたくさんの登山者で賑わい,さすが100名山の名が高い。10:20SMさん着。





 山頂で報告のため電話するが,誰にかけてもつながらない。携帯電話の電池も危ういのでやめて,体も冷えて来たので「先に行ってくれ」と言う,SMさんのことばにあまえて10:25下山。
 下山してすぐ19名の団体と出会う。この団体は十勝岳,旭岳,トムラウシ山,そして最終日が羊蹄山,すべて往復だそうだ。この天気が続くと最高の北海道の山旅になることだろうと思った。
 大きな岩をペンキの目印を頼りに下山。南沼分岐11:05。テント一張みえる。長い長い下山の始まりである。トムラウシ公園11:30休憩。出発11:55。前トム平12:35。

 

 巨岩や急斜面の上り下り,雪渓の下り,雪渓の横断を終えると13:01突然電話の音がする。あわてて出るとKTさんからで,無事東大雪山荘(トムラウシ温泉)に着いたと言う知らせだった。電話が繋がったこと,あと一歩で林や沢へ入ること,携帯電話の電池が少ない事からして繋がったことがウソのようである。嬉しい電話で足も早まった。
 コマドリ沢分岐13:05。コマドリ沢の大雪渓を下り終えると,カムイサンケナイ川へ続く水場があり休憩する。

 
 
 若いカップルと中年ご夫婦らしき登山者と一緒である。皆さん短縮コース下山の様子なので先に行くことにする。川の右側を下って行く。コマドリの声が鳴っていて足を止めるが見つからない。時間も迫ってきているので足を早める。
 突然、道が途切れて躊躇していると,若いカップルが「沢の上を行くんですよ」と教えてくれる。先をお願いし後から付いて行くが,姿は全く見えなくなってしまう。道ははっきりしているので急な登りをゆっくり進む。年配のご夫婦を抜いて、中年ご夫婦に抜かれる。
 1391m地点に14:50着。花はなし,景観もない。うっそうとした林の中を一人黙々と下る。カムイ天上分岐15:00。先行の中年ご夫婦の鈴の音がかすかに聞こえる。


 温泉コース分岐15:40通過。前も後ろもまったく誰もいない登山道を,蝶たちが先行してくれる。時にエゾライチョウの砂浴びとも出会い,カエルに驚き下ったかと思うと迂回してまた登り,やっとトムラウシ温泉17:00着。
 東大雪山荘の玄関前にはKTさんが、4階ベランダからはOTさんが,手を振って出迎えてくれた。嬉しい、嬉しくって涙がでそうである。玄関にはMTさんも出迎えてくれて,登山靴を洗ってくれる。ようやく部屋へ着いて,冷たい水,冷たいコーラを飲みほし横になってしまう。SMさんを一人残してきたのが気がかりであったが,電話でKMさんと話したことなど聞いて少し安心する。19:30無事,SMさんも下山する。短縮コースに降り,車で送ってきてもらったそうである。
 大雪山は今年雪が多く,雪融けが早かったわりにその後,気温が上がらずお花の開花が遅く,蕾や五分咲きが多く,昨年にくらえると残念な結果でした。今回初めてテントを持った避難小屋泊り2泊3日の縦走でした。ザックの重さが12kg以上はあって,縦走中肩が痛くってたまらなかったが,どれも忘れることなく持ち帰ることができた。避難小屋泊りは,案外熟睡でき快適だったこと。皆さんのマナーの良さを感じた。川の音,鳥やナキウサギの声,お花を見て,心地良い風に吹かれて,自然を大満喫した山旅でした。


 なんといっても,天候に恵まれたこと,遠くの山並みまで見え,絶景を堪能したことは,一生いい思い出に残りました。(OK記)