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函館山岳会の歩み

函館山岳会活動の歩み

函館山岳会は,昭和25年4月に個人37名,社会人団体,高校山岳部等が参加創立されて,令和2年11月で創立70周年を迎えております。

この間において会員個々の努力により,その成果として積雪期では道南の狩場山山系,遊楽部山系,大千軒岳山系,道内のニセコ山系,羊蹄山,大雪山系,十勝山系,夕張山系,日高山系,さらに本州北アルプス,八ケ岳山系,夏期では沢登りを中心とした道南の山々,大雪山系,夕張山系,日高山系等に足跡を残しております。

海外登山では昭和52年インド,タルコット峰登山隊への参加(登頂),昭和53年函館インド,ホワイトセール峰登山隊への参加(敗退),昭和54年ネパール,パルチャモ峰(敗退),昭和63年中華民国,玉山(登頂),平成7年,19年マレーシア,キナバル峰(2回登頂),平成8年タンザニア,キリマンジェロ峰(登頂)に足跡を残しております。

海外トレッキングでは昭和50年,54年ネパール,ゴーキョピーク(2回),昭和59年アンナプルナ内院,平成14年アンナプルナ山群北部,昭和49年,平成9年ランタン渓谷(2回),平成19年中国四川省,四姑娘山山麓,平成21年中国雲南省玉龍雪山山麓,梅里雪山山麓,老君山山麓が行われております。

しかし,今日までの過程には,昭和49年4月前千軒岳行方不明事故(ヘリコプターによる救助),昭和54年7月メップ岳目名沢滑落事故(ヘリコプターによる救助),死亡事故となった昭和63年11月大千軒岳での病気死亡事故が発生し,数回の山行方針の見直しを行っております。

山岳会の基本方針は,会としての目標は掲げず,会員個々の意欲と努力により,会全体のレベルアップが図られるものと考えており,月2回の全会員レベルに適合した月例山行と,メンバーのレベルによる会員山行を行っております。現在の会員は9名ですが,会員の高齢化の進行,若手会員の減少により,中高年主体の山岳会となっております。

 現在の主な山行は,月2回の月例山行を実施しており,夏期では道南の山々を主体に一般コースからの尾根歩き登山,積雪期では函館近郊の横津山系,木地挽山系等の登山を実施しております。その他,月1回の例会を実施し,山行報告,山行計画の協議等を行っております。過去の事故経験から会員山行の管理は,理事会において審査し承認する事にしております。

 最後になりますが,昭和47年5月より毎月函館山岳会ニュースの発行を続けており,令和2年12月現在において585号となっております。また,このニュースを7~8年ごとにまとめ,函館山岳会報3号,4号,5号,6号,として4冊の会報を発行しております。以前の創刊号,2号を含め6冊の会報を発行しております。今年の5月には会報7号を発行しております。

 春一番の花々を求め,夏の高山植物の観賞,秋の紅葉狩り,厳冬の樹氷の
観賞等,四季の自然を満喫しながら山々を登っております。70年の伝統が有り,地道な山登りを実践している山岳会ですが,共に末永く登山を楽しむ仲間を募集しております。            連絡先:0138-57-6861(野口まで)

2017年12月11日月曜日

2017年函館山岳会忘年会 12月9日

2017年 忘 年 会 海鮮四季「旬花」 12月9日

参加者 10名

 今年も寒さが厳しい中の忘年会となりましたが,会員10名が参加しました。18:00より開催され,参加者それぞれ今年の山行楽しかった事等,また来年の山行へ期待等を語り合いながら,21:00まで楽しい一時を過ごしました。
 宴会は刺身,焼き物,蒸し物,鍋物,揚げ物,そば等を食べながら,ビール,焼酎,熱燗,ノンアルコール飲料,ウーロン茶等を飲み放題で,大いに飲みまくりました。




 
 今年の山行を振り返ると,日高の楽古岳,韓国のハルラサン,北アルプス裏銀座~槍が岳~表銀座,京都の山々等の遠征が実行されました。特に女性会員の活躍が目立った年でした。
 残念ながら月例山行では,参加者がいないため中止となった山行も有りました。来年もまた会員の皆さんが夢の実現を求め,個々に努力を続け,楽しい山行を実施いていく事を期待しております。                              (NG記)








2017年12月2日土曜日

京都一周トレイルの一部と観光 2017年11月9日~16日

京都一周トレイルの一部と観光 
           2017年11月9日~16日

メンバー 3名
11月9日
 12:45函館空港合流。13:50函館空港出発。15:25伊丹空港着。15:50京都八条通行きのバスに乗る。16:40八条通着。徒歩10分で京都駅前に有る,京都タワーホテル着。
 
11月10日 曇 銀閣寺通76m~比叡山838m 実働時間4時間
 6:20起床。ホテルにておにぎりで朝食を取る。6:45ホテル発。7:30市営バスに乗る。8:20銀閣寺通着。京都一周トレイル東山(52-1番の標識)を見落とす。(52-2番)から出発。日本バプテスト病院にてトイレを借りる。ここからは登山道に入る。大山祇(おおやまづみ)神社にて登山の無事を祈る。



 9:41瓜生山(うりゅうざん)頂上(301m)は北白川城跡の近くに北白川神社がある。この山は白川石の雲母花崗岩で有り,花崗岩の砂利道でなだらかな道を歩く。広葉樹林の木を見ても分かる木は無い。道は下り坂を行き,11:17音羽川((おとわがわ)は丸太が4本駄場の橋を渡る。飲水対陣之跡碑がある。針葉樹の杉,檜の中を進む。



 (1番の標識)12:35比叡山ケーブル着。ロープウェイに乗る。12:50比叡山頂駅着。ガーデンミュージアム比叡と店屋とバス停がある。琵琶湖は霞がかかり少し見えた。比叡山内シャトルバスに乗り,根本中堂(こんぽんなかどう)を観光する。15:11比叡寺バスセンター前でバスに乗る。16:30京都駅前着。  


11月11日 曇 IY・鉄道博物館,NT・京都国立博物館,      OT・保津川(ほづがわ)下り

11月12日 晴  蹴上(けあげ)駅60m~大文字山465m~銀閣寺通76m 実働時間3時間
 7:10起床。ホテルでおにぎり朝食を取る。7:45ホテル発。8:05京都駅前から地下鉄に乗り,烏丸御池で乗り換えて蹴上駅着。8:42蹴上駅を出て行き方が分からない。そこに男性の方が私のために日向大神社(ひむかいだいじんぐう)まで案内してくれました。蹴上インクラインを見る。(琵琶湖から京都に水を流すと船の運に使われていた)登山の無事を祈る。天の岩の宿るパワーの穴が有り,岩を潜る。(39番の標識)から9:20登山道を登る。山道は粘土で滑り沿う,シダの林で木は???
 10:55大文字山頂上着。京都の街並み平安神宮の鳥居も見えた。



 11:30下山開始。私は女性の歩く道下るとIYさんが道違うよと言いました。少しだけ五山送り火に進んでしまいました。前の女性から,ここから私の行く道を案内して頂きました。(女性は五山送り火行くのを辞めて)11:46京都一周トレイル(46番)に出る。12:04楼門の滝。12:20(47-2番)家並みに南天が植えられ,赤色の実が目に入る。 12:40(48番)柊の小花。13:01(50番)哲学の道は,山茶花(さざんか)が花咲き誇っている。13:10(51番)ここで女性と別れた。ここからは、銀閣寺・南禅寺を観光。 

11月13日 晴 伏見稲荷(ふしみいなり)大社駅26m~稲荷山233m~東福寺60m 実働時間1時間10分
 7:15起床。ホテルでおにぎり朝食を取る。8:00ホテル発。8:37京都駅発。JR奈良行きに乗る。8:43稲荷駅着。ここからは大きな鳥居です。伏見稲荷大社で登山の無事を祈る。



 おもかる石に願います。重たいか軽いより願いが 9:17(2-1番)鳥居が続き1千本鳥居は今1万本有る。


 (3-1番)分岐で四つ辻に茶屋ある。ここからは京都一周トレイルを外れる。右から2本の道を進める。
 急な階段を登ると10:25稲荷山頂上着。景色は家が有るので見えない。



 時計回りに下る。10:49四つ辻の分岐着。ひと休み,京都街並みを俯瞰する。(3-2番)左の道を下る。ゲートを横切る。11:46東福寺を観光。

11月14日 雨 IYとOT・貴船神社(きふねじんじゃ),NT・実相院(じっそういん),ラフィーネで体をもみほぐす

11月15日 晴 高山寺(こうざんじ)127m,清滝川(きよたきがわ)に沿って歩く~嵐山の町60m 実働時間3時間30分
 6:30起床。ホテルでおにぎり朝食を取る。7:45ホテル発。8:00JRバスに乗る。8:53栂ノ尾高雄(とがのおたかお)着。 高山寺・西明寺(さいみょうじ)・神護寺(じんごじ)を観光ちょっと寄り道する。11:30紅葉を見ながら昼食とる。
 11:59北山西部(90番)高雄観光ホテルを横切って歩き始める。清滝橋渡る。清滝川沿いを左岸の道を歩き進める。



 杉林は歩きやすい。(91番)潜没(せんぼつ)橋を渡る。錦出峡(きんうんきょう)は右岸の川岸は,岩の壁で一人しか通れません。西山(1番)渡猿橋を渡る。13:26(2番)赤色の清滝橋を渡る。金鈴峡(きんれいきょう)は右岸を断崖絶壁の洗い流された岩をヘツリで歩く。潜没橋を渡る。14:12(5-1)分岐です。




 車道をジグザグに登る。14:33六丁峠。14:47(8番)下って,愛宕神社の鳥居有る。愛宕神社を観光。

11月16日
 7:00起床。ホテルで朝食を取る。9:10八条通バス発。10:05伊丹空港着。11:50伊丹空港発。13:25函館空港着。

 今回京都一周トレイル全長82km有り。歩いた距離は23kmでした。秋は日が短いので短時間で歩けるルートを歩きました。現地の人々に色々お世話になりました。          (NT記)

2017年11月29日水曜日

袴腰岳 赤川アメダスコース 2017年11月12日

袴腰岳 赤川アメダスコース 2017年11月12日

メンバー 2名
 
 当日の朝、集合場所、亀田支所から中野ダム公園駐車場に変更。7:00前にメンバー揃い車で出発した。7:10アメダス登山口到着。
 7:20身支度整え登山開始。8:00林道登山口到着560m。その後高度が増すにつれ,次第に雪に覆われてくる。


 9:08三角山880m到着。登山道は雪が数センチ積もっていた。笹や木々の枝にも薄く雪が付着。周りは雪景色。9:50袴腰岳稜線1050m。

 10:05袴腰岳頂上1108m着。休憩をとる。快晴で景色は良かった。また,風はなくさほど寒くなく。ゆったりと食事ができた。

 10:26下山開始。10:45袴腰岳稜線1050m。11:10三角山880m。11:54林道登山口到着560m。12:07地図に記載の無い作業道跡から,やや荒廃した刈り分け道に入ったが,その後ルート見失いルート探しに周辺を彷徨った。
 12:29元の場所に戻りルート発見し先へ進んだ。12:52アメダス登山口到着。13:30中野ダム公園到着。

 この日,アメダスから林道登山口560mの間,とりわけ林の伐採跡地から,地図に記載の無い作業道跡までの刈り分け道が,荒廃し目印もないのでわかりづらく一時迷ってしまった。今回は,ピンクリボンをあまり使用しなかったので,今後は迷いやすい箇所ではしっかり使用すべきと反省した。我々以外の他の登山者は全く現れず,少々不安だった。  (OT記)

2017年11月20日月曜日

 雪崩講演会  亀田福祉センター  2017年11月19日

雪崩講演会 亀田福祉センター 2017年11月19日

参加者 函館山岳会会員9名,函館山の会,ビルゴ山岳会,
      函館山楽クラブ,その他一般市民等約80名
                            
 山岳会会員は11:00頃から会場の機材設置,会場作り等を実施しました。12:20頃より一般市民の冬山に興味の有る方々,函館山の会会員,函館山楽クラブの会員等合計約80名程が来場してくれました。60名の会場にパイプ椅子を導入し,何とか席を作りました。





  13:00より開会し,アルパインガイドの宮下岳夫さんの写真等を交えた講演を,参加の皆さんは熱心に聴視してされておりました。15:00には講演会は終了しました。


 北海道内夕張岳,ニセコアンヌプリ,カミホロカメトック,羊蹄山,北アルプス立山での雪崩の事例等をあげて雪崩の事故の分析等が紹介されました。
以下は雪崩への安全対策,事故発止時の対応等の講演内容の概要です。

◎雪崩の危険箇所:沢状谷状,樹木の無い斜面,斜度30~45度,不安定な雪,プラス気象条件気温,風向,等


◎人為的な要因 :雪崩の危険を感じても,何となく更に進む。中止の判断の遅れ。安全確認をしないまま,大丈夫だろうで進む。現地での計画変更。

◎安全な行動  :集団で行動しない。危険箇所は一人一人行動。積雪の弱層テストで,雪の状況を判断。
                 
◎雪崩対応装備 :スコップ,ゾンデ棒,ビーコン,エアーバッグ  それぞれ使用方法を熟知。

◎雪崩事故発生時:事故現場の安全確認,人数の確認,役割分担。ビーンでの捜索。掘り出し救助方法確認。自力で球場出来るか。救助依頼をするか。

 参加者が約80人であり,盛会に講演会が行われました。山岳会関係者が40人参加したとしても,その他の個人登山者,バックカントリスキー等の人々が40人も参加してくれたことについて,正直なところ驚いています。
  講演会終了後の18:00~20:00まで懇親会が開催され,函館山岳会の8名,講師宮下さん,ほか市内山岳会等の方々4名が参加し,山の話,遭難事故,山岳ガイドについて,意見交換等をして懇親を深めた次第です。       (NG記)









2017年10月24日火曜日

雪崩講演会の開催 2017年11月19日(日)

 雪崩講演会の開催 2017年11月19日(日)

   今年も冬山のシーズンが近づいてきました。函館山岳会では,雪崩講演会を下記の通り開催いたします。
 冬山初心者の方,バックカントリースキーの方には,雪崩の基礎知識の習得,冬山ベテランの方には,雪崩に対する認識の再確認等をしていただきたいと思います。
 興味の有る方は,どなたでも参加出来ます。

                 記
 
1.開催日時 2017年11月19日(日) 13:00~15:00
2.開催場所 函館市亀田福祉センター
3.講師     アルパインガイド ノマド代表 宮下 岳夫氏
4.参加費   無料
5.内容
         雪崩とは
         北海道の雪崩事故
         雪崩の危険評価法
         雪崩に対する装備 
         雪崩遭難者救出法





  

2017年9月29日金曜日

昆布岳(南尾根コース)2017年9月23日~24日

昆布岳(南尾根コース)  2017年9月23日~24日

メンバー 4名 

9月23日(土)晴~雷雨~晴
 14時亀田支所出発。始めは晴れていたが,次第に雲行きは怪しくなり森町あたりから時々雨模様となった。目的地の数キロ手前で,子熊2頭が道路を横断。慌てて徐行し,母熊が出てこないかヒヤヒヤしながら,その場を通り過ぎた。
 16時30分,目的地の昆布岳登山口駐車場に到着。その時には激しい雷雨となった。雨だけならまだしも雷が激しい。アルミポールに触ってのテントを張る気にとてもならず、雨が収まるのをしばらく待つ。17時,雨が小降りとなったので急いでテント設営した。

  設営中道路向かいの民家の住民男性が出てきて,我々にそこはキャンプ場でないからテントを張ってはいけない旨のこと言い出した。話を聞くと,その男性はハンターで,この辺は熊が出るので,猟犬を放し飼いをしている。その猟犬が我々と同じようにここでキャンプをした人に吠えかかることがあって,吠えられた人が役場に苦情を行って,その男性ハンターが困る事態になったとのこと。よって猟犬が我々に吠えるかもしれないから,ここから出て行ってほしいとのこと。その猟犬は吠えることがあっても,人を噛むことはしないというので,我々はかまわずテント設営を続けると,男性ハンターは根負けしたのか,黒い犬を連れてきて,これが猟犬だと我々に紹介してくれた。
 我々がさきほど子熊を見たことを伝えると,自分が熊を撃つのでまた熊を見かけたら教えてほしいと言った。向かいの家の男性ハンターとのやり取りは,当初はここでテントを張れないかと心配したが,最終的にテントを張ることができ,しかも向かいにはハンターと猟犬がいるので,熊の心配がなくなってむしろ良いことであった。その後雷雨は激しくなり,雨音がうるさくテントの中で話がしずらいほどだった。しかし夜更けには,雨が上がり星空が広がった。この日は経験したことのない,実にいろいろなことが起きた日であった。


9月24日(日)晴れ
 5時起床。朝食を摂り、6時10分、テントは前日の雨で濡れているので乾燥させるため、そのまま置いて、出発した。




 280m地点の分岐は、わかりやすく右の登山道は道が開かれ、左側は背の高い草が茂っていた。6:24,1合目340m。6:18,2合目400m。6:51,3合目。7:05,作業道550m横断。7:20,4合目630m。7:35,5合目690m。7:50,霧のためか,途中メガネ岩に気づかず6合目,710m到着。
 8:03,7合目750m。この時点で計画書ペースより27分早かった。8:27,8合目。8:45,9合目。その後傾斜がかなりきつくなってきた。
 9:21昆布岳頂上。計画書ペースより21分早かった。



 9:45下山開始。10:15,9合目。10:30,8合目。10:45,7合目。10:59,6合目。その後は皆でメガネ岩を見失わないよう注意深く進んだ。
 11:14メガネ岩到着。休憩し写真を撮った。5合目はメガネ岩のすぐそばだった。11:42作業道550m横断。


 12:10登山口到着。登りのペースは計画書より早かったが,下りは10分の遅れだった。テントはグランドシート部は濡れているものの,地上部は乾燥しておりたたんで回収した。12:20宿営地を出発した。その後,豊浦温泉に入り1時間ほど休憩。14:00出発し,17:00亀田支所に到着。
 昆布岳は登山道は,広く大きな段差もほとんどなく,非常によく整備され迷うこともなく登りやすい山であった。我々以外に前泊者はいなかったが,24日の登山者は多く7~8組の登山者と出合った。                            (OT記)


 

2017年9月28日木曜日

チ セ ヌ プ リ (神仙沼コース) 2017年 9 月15日~16日

チ セ ヌ プ リ(神仙沼コース) 9 月15日~16日

メンバー 3名                                   
 この山行は16日~17日の予定の登山です。15日~16日に変更しました。     
9月15日(金)曇 
 14:00亀田支所出発。17:05五色温泉着。別館の素泊まり。18:00夕食は持ち寄り食事を取る。風呂に入る。21:00就寝。

9月16日(土)晴
 5:30起床。朝食を取る。6:00五色温泉出発。車を走っていると眼下に雲海が広がり,その上に昆布岳も見える。6:30神仙沼駐車場着。7:05出発7840m。道は木道で濡れており,神仙沼まで続く。周りはネマガリダケとダケカンバでその中を行く。



 7:35長沼着10分ひと休み。花はアキノキリンソウ、ヨツバヒヨドリ,ヤマハハコ、終わり掛けのガクアジサイが咲いている。なだらかな道に,大きな石がゴロゴロして少々の水が流れ滑りやすい。
 8:30シャクナゲ岳分岐881m10分ひと休み。8:50湯本温泉分岐。 湯本温泉への道は草刈りがされていない。道は斜面をジグザグに登る。ポツポツとエゾリンドウ咲き,ハイ松帯になると景色は広く空が開ける。
 9:45 チセヌプリ頂上1134m着。展望はシャクナゲ岳,白樺山,目国内岳,ニ トヌプリ,南には昆布岳が望まれる。空は晴れて清々しいく,山々は秋の装いへと染まり始めている。


 
 10:15下山開始。17人団体とすれ違います。 また,何人かとすれ違う。10:55 シャクナゲ岳分岐。下山は気を付け下る。12:00長沼着10分ひと休み。12:30神仙沼。湿原の色は草紅葉へと色を染め始めている。



 13:00登山口に下山。13:30神仙沼駐車場出発。14:00ホテル甘露の森にて入浴。15:00 ホテル甘露の森出発。18:00亀田支所着。                      
 五色温泉の別館は自炊もでき,キッチンルームには調理器やキッチン用品一式有り,湯船も充実している。(一泊3,822円)                     (NT記)




北アルプス 裏銀座~表銀座コース 2017年8月27日~9月2日

北アルプス 裏銀座~表銀座コース  8月27日~9月2日  参加者2名
                                          

 ブナ立尾根→烏帽子小屋→野口五郎小屋(泊)→野口五郎・真砂岳(巻き道)→水晶岳→ 鷲羽岳→三俣山荘(泊)→双六小屋→西鎌尾根→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘(泊)→東鎌尾根→ 大天荘(泊)→大天井岳→燕山荘→燕岳→合戦尾根→中房温泉(登山口)

8月27日(日)晴
 函館発8:54JR→新千歳発14;20→信州まつもと空港着15:55→マイクロバスで移動→美麻温泉着17:30

8月28日(月)晴
 起床3:00→朝食3:30。美麻温泉発4:25→七倉タクシーに乗り換え→高瀬ダム着5:30→ 不動沢つり橋から濁沢川原を歩く。6:10~6:20ブナ立尾根登山口。11:15~12:00烏帽子小屋昼食(カレーライス)。13:25~13:35三つ岳北峰→三つ岳西峰まで砂礫の広い尾根コマクサが咲いている。西峰お花畑でライ鳥親子と対面。
 15:40(2924m)野口五郎小屋着。風が強くなってくる。古い小屋で二階は梯子の登り降りが大変。満員の感じだったが,一人一人分の布団があたりラッキー。



8月29日(火)ガス・風のち雨まじり
 4:00起床。5:00朝食。6:00野口五郎小屋発(ガス・風が強い)。8:15東沢乗越えは小雨でガス・肌寒い。9:20~35水晶小屋着。ザックを置いて水晶岳へ向かう。10:12~40水晶岳(2997m)岩場・梯子ありの岩尾根だった。山頂で奇跡の展望。ガスが切れ眼下には雲の平や山荘。黒部源頭あり。野口五郎岳のどっしりとした山もすぐ目の前に見渡せる。カメラを置いてきたことを後悔する(二人とも)。11:20~12:00水晶小屋で昼食(野口五郎小屋の弁当)。太陽が出て暖かくなる
 13:52~14:0鷲羽岳(2924m)ガラガラの斜面,ジグザグに登る。クサリ場もありきつい登りだった。三俣山荘の赤い屋根が見える。
 15:10三俣山荘着。ガスがでてくる。小屋で噂のケーキセットを食べる。¥1200-サイ
ォン出しのコーヒーで美味しい。目の前をホシガラスが飛んでいる。夕食は鹿肉シチュー。これも柔らかくって美味しかった。



8月30日(水)ガス・雨
 4:00起床。5:00朝食。5:35三俣山荘発。ガスで回りは何も見えない。8:25~8:45双六小屋着。風・小雨・ガスで肌寒い。小屋でホットミルクを飲む(¥600)。9:40樅沢岳(2755m)。
11:22二股乗越え,風が強く寒く感じる。昼食は三俣山荘の弁当を食べる。
 12:30硫黄乗越え,風が強い。ガスが切れてくる。硫黄尾根,北鎌尾根が見えてくる。ミネウスユキソウあり,ハイマツまじりの岩稜である。13:18千丈沢乗越え。ガスが切れ槍の肩までの急登が,眼の前に広がる。
 14:42槍ヶ岳山荘着。また,ガスの中。午前中はガス・風のため山頂へは誰も行っていないとのこと。部屋に寄り,15:30槍へ向かう。16:03~16:20槍ヶ岳山頂(3180m)着。ガスの中,写真を撮っていると雨がポツリポツリ降り出しすぐ下降。岩肌や梯子は滑りやすくなっている。16:50槍ヶ岳山荘着。
 17:30 夕食(ハンバーグ)。後で甘酒を飲む(¥600)美味しい~!。山荘内,ストーブはあるが寒い。迷路のような山荘で,トイレも遠く大変だ。




8月31日(木)ガス
 4:00起床。5:00朝食。6:05槍ヶ岳山荘発。風がなくありがたい。右手に槍沢を見ながらガレ場,梯子,クサリ場,両側が切れた尾根を進む。ガスが切れはじめ,振り返れば槍の穂が時折見える。雲海の中に尾根が見え,天空の道と思える。足元に気を付けて歩き,梯子の登りはいいが、,に着いたとたん息が切れる



 10:42~10:55 ヒュッテ西岳。ハーゲンダッツアイスクリームを食べる。青空になる。11:15赤岩岳(2769m)。12:50ビックリ平。
 13:50~14:05大天井ヒュッテで昼食(ビーフカレーorキーマカレー)。大天井ヒュッテからすぐ上止めの階段,ガレ・ザレ場,岩稜のトラバース続きで結構きつい。15:10大天荘着(2870m)。15:20~15:40空身でガスの中大天井岳へ(10分で山頂2922m)オコジョと出会う。
 15:50大天荘着。他1パーティーのみで気楽で静かなで5名で個室。夕食はサバの味噌煮orハンバーグ。19:00~20:00ナイトタイム。ランプの喫茶室に変化。ホットワイン¥700飲む。他のメンバーはリーダーと歓談。ソフトドリンク・ケーキセット・ビールetc。



9月1日(金)晴れ~ガス
 4:30起床。星空・町の灯・朝焼け・日の出が5:22とのこと。5:15朝食。雲海・日の出贅沢な朝だ。6:20大天荘発。青空の下,大きなジクザクのガレ場の下りが続き,切通岩着(小林善作レリーフある)。ここからクサリ・梯子を登る。7:25~7:35稜線上に出て展望が開ける。写真撮影,雲海を見ながらの山旅である。燕山荘までの尾根が雲海上に続き,本当に天空の城のようである。野口五郎岳・槍ヶ岳と歩いて来た山が見渡せ,やった~!と思う。8:45~8:55大下りの頭。9:15蛙岩,燕岳はガスの中。
 10:00燕山荘着。空身で燕岳へ出発。10:45~11:05燕岳(2763m)。登山道わきの砂礫地にコマクサあり。



 11:20~12:10燕山荘で昼食(カレーうどんor山菜うどん)。売店には多種のTシャツ・バンタナ・etc。スタッフも親切にアドバイスしてくれる(試着もできる)
 ガスの中出発。12:55~13:05合戦小屋。名物の冷えたスイカを食べる(1/8で¥800)。でも美味しい。15:30中房温泉着(登山口)。ひたすら樹林帯の中の下りで普通の下りではあるが長いと大変だ。5日間の山行も終わり!



9月2日(土)晴
 8:30美麻温泉発。道の駅で買い物。10:30信州まつもと空港着。12:30信州まつもと空港発。(恵山上空を通過)14:00新千歳空港着。解散                                              ( IY記)

2017年9月6日水曜日

韓国で一番高い山 漢拏山(ハルラサン)へ登る7月29日

韓国で一番高い山 漢拏山(ハルラサン)へ登る                                                                    7月29日

  以前から済州島へ行ってみたい。出来たら漢拏山にも登りたいと思っていました。今回、千歳からチャーター便が飛ぶという事で急ぎ申し込み念願叶いました。
  漢拏山は韓国で一番高い山ながら,標高1,950m、2007年に世界自然遺産となりました。登山ルートは5ルートあり、9.6kmと最も長いが、傾斜はなだらかな城板岳(ソンパナク)コースを登りました。


7月29日(土)曇りから晴れ
5:45 ホテルからタクシーで登山口へ,約25分で2,000円
6:10 登山口着(620m)
        案内所、売店があり,売店でキンパ(韓国海苔巻き)を買う(300)円


6:35 出発。暫くは鬱蒼とした林の中を進む。間もなくポツポツとガクアジサイの花が見られる。
8:20 ソッパッ小屋(休憩所)着。立派な小屋でトイレも有る。キンパで朝食,少し休憩。    このあたりから所々木道が敷かれている。段々石道となる。



 9:20沙羅小屋着。休憩。海抜1,300mの標識あり,段々と傾斜が増してくる。

  それにつれて木の階段が多くなる。かなり気温が高く,大汗をかく。ややバテ気味,所々にピンクの目印布がかっている。無くとも迷うことは絶対にない筈なのに,だって多くの人が登っているし,行き先はこっちと言わんばかりに木道や階段があるんだもの。
10:30 チンダルレ小屋着(ツツジ畑小屋)。
  カップラーメンと水が売っている。この暑いのに食べている人が多い。しばし休憩。約1時間毎に休憩小屋がある様だ。所々にコースマップあり。ここから急登1時間30分の案内板。


10:45  ここから頂上まで階段状の木道が続く。結構な登りである。段々息が上がる。暑くてクラクラ目眩がしてくる。頑張って登る。ゆっくりと進むことにする。時々休憩する。ジグを切りながらの登り。
11:40 あと30分の案内マップ。兎に角頑張って上に!
12:20 頂上着。1,920mこの先立ち入り禁止でここまで。山頂は木が一面敷かれている。座りやすい様に階段状白鹿潭(ペンノクタム)という火口湖が頂上にあったが,夏場は干し上がるらしく水は無かった。行動食を食べたり,写真を撮ったりして1時間程のんびりと過ごす。韓国本土の人が多いが中国、アメリカ,フランス人も居た。世界遺産の山だけあるなと感じる。花は頂上直下に白と黄色の花が見られる。見たこと無い花で名前は分からない。


 
14:30には下山することと書かれた看板が立てかけてある。下山時に下山案内のマイクが14:00頃聞こえた。
13:30 来たコースを下山。当初は観音寺コースと決めていたが,急なので 来たコースが安全と,日本語話せる韓国人に言われそのようにする。



14:30 カミナリがなり出し,間もなくザーと降雨,雨具着用する。
15:30 雨止む。雨具脱ぐ。あとはズンズンと下る。
18:00 登山口へ下山。タクシー2台止まっている。ホテルまでの値段2,500円と言うので、朝来た時は2,000円と話すも道が少し違うからとか言って応じない。
仕方が無いのでOKする。ボラれた気がした。
18:30 ホテル着。どっと疲れて夕食を食べる気力無く倒れ込むように寝てしまう。気づいたら23時だった。シャワーを浴びてまた眠る。

《感想》
 下界は摂氏32~33度,暑くてバテそうでした。片道5時間,往復9時間これは休みなしのタイムだから登り6時間,下り5時間,往復11時間。この歳ではこんなものだと納得です。難しい山ではないのですが,植生の保護なのか歩きやすいようにとの配慮なのか,木道や階段にはちょっと違和感を覚えました。世界遺産なので保護と安全に登山という目的なのだろうと思いました。なにせ国が管理しているのだから,下山時間近くにマイクで呼びかけるというのも頷けます。
 日本の山とは違った一面を見ることが出来ました。体力のいる山なので,暑さに強い人はどうぞ!弱い人は春,秋がいいのでは………。

  今回天気にも恵まれ,念願の山に登れて感無量です。
説明
漢拏山(ハルラ山)には主に、整備されている5つの登山路(トレッキングコース)があります。
城板岳(ソンパナク / 성판악)登山コース
観音寺(クァヌンサ / 관음사)登山コース
御里牧(オリモク / 어리목)登山コース
霊室(ヨンシル / 영실)登山コース
トンネコ(돈내코)登山コース
 城板岳コース,観音寺コースの2つは火口脇の東稜頂上まで行くことができ,互いに通じています。
 なお,この東稜頂上の標高は約1,920mで,漢拏山の最高地点ではありません。最高地点の三角点は西稜にありますが,現在は一般登山者の立ち入りは禁止されています。   

(OT記)