遭難対策協議会冬山救助訓練（ネイパル森，横津岳北尾根） ２０１２年２月２５日～２６日

遭難対策協議会冬山救助訓練　ネイパル森，横津岳北尾根　  ２月２５日～２６日

参加者　函館山岳会５名，函館山の会１１名，今金山岳会６名，函館ＭＭＣ１名，ビルゴ山岳会１名，渡島西部山岳連盟３名，北海道警察４名　計３１名参加　

２月２５日　曇後雪
  14:15七飯町役場出発。14:45ネイパル森着。指定された部屋に入り荷物を置く。参加者続々集合し３０人程となる。15:40大研修室で開会式。15:50函館山岳連盟が寄付した簡易担架の贈呈式。その後冬山用テント設営訓練，簡易担架組み立て訓練，ビーコンによる雪崩れ遭難者の捜索訓練。ロープ，滑車，スットパー等利用による簡易担架引き上げ訓練を実施する。

　　　　テント設営以外は，日常の山行ではあまり実施しない訓練なので，参加者は熱心にメモを取ったり器具資材の使用方法等の訓練を実施する。
  17:25訓練終了。17:40から食堂にて夕食。ハンバーグ等でご飯，みそ汁お変わり自由なので腹一杯食べる。18:00~19:45部屋戻り，入浴，雑談などで過ごす。19:50からは食堂にてミーティングであるが内容は懇親会となる。ビール，日本酒，焼酎等を飲みながら参加各団体のメンバーと山の話し等で懇親を深める。

　　　　　
　　　函館岳連での夏冬研修会での顔なじみも多く楽しく歓談して過ごす。21:45終了。その後寝室に戻るが参加団体メンバーが集まり２次会となる。23:00まで飲み歓談して明日の英気を養うこととなった。23:10就寝。
２月２６日　晴後曇時々吹雪き
　6:30起床。7:15より朝食。この朝食がバイキングであるが，低料金の研修施設だがおかずの品数多く嬉しい限りでまた腹一杯食べる。外に出ると昨夜の降雪が３０ｃｍほど有り車の雪払いに時間がかかる。8:30出発。9:10七飯スノーパークスキー場着。メンバー全員が集まるまで待つ。                                    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ＮＧ記）
     横 津 岳 北 尾 根 救 助 訓 練　　　　

　9:00「函館七飯スノーパーク」到着。参加メンバーの３人の集合が遅れ，9:40頃ゴンドラ乗車。

　　　10:00ゴンドラ山頂駅に到着。気温－8℃、強風の吹雪。１班，２班に分かれて各班長を決めて登行準備。私達ワカン部隊は，１班のスキー部隊の後尾に付いてスタート。スキーのトレースを進むが，ここ数日の新雪で，さすがに横津岳はワカンが役に立たず股下まで雪に埋まる場面が何度もありました。足が取られてスキー部隊にはかないませんでした。（七飯岳より大変！！）
　11:00少し遅れながらも１時間ほどで，東側の尾根1030m付近に出てやれやれ小休止。11:15来たコースを15分ほど戻り救助訓練の場所を班長が決め、全員訓練前に休憩し，昼食を食べる。

　　11:30訓練開始。まずゾンデ棒で10人程が救助訓練をするが，３メートル近い積雪である事が分かる。近くに祠を掘って人が入り実際にゾンデ棒が雪の下の人体に当たる体験もする。ビーコンは７人で遠くに埋めた発信機を探す。訓練でみんな雪に埋もれながらも楽しみながらも無事探しました。最後に滑車による吊り上げ搬出訓練。見たことも無い慣れない器具での訓練を2回実施。私も全て参加しましたが，実際の遭難救助だったら大変な作業であることを実感しました。
　12:30救助訓練の全過程を終了し下山開始。12:45ゴンドラ山頂駅前のリフト降り場で一部のスキー部隊がシールを外し下山。私たちワカン部隊はゴンドラで下山する。13:15ゴンドラ乗り場に集合し，訓練閉会式後解散。お疲れ様でした。　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　

（ＴＴ記）