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函館山岳会の歩み

函館山岳会活動の歩み

函館山岳会は,昭和25年4月に個人37名,社会人団体,高校山岳部等が参加創立されて,令和2年11月で創立70周年を迎えております。

この間において会員個々の努力により,その成果として積雪期では道南の狩場山山系,遊楽部山系,大千軒岳山系,道内のニセコ山系,羊蹄山,大雪山系,十勝山系,夕張山系,日高山系,さらに本州北アルプス,八ケ岳山系,夏期では沢登りを中心とした道南の山々,大雪山系,夕張山系,日高山系等に足跡を残しております。

海外登山では昭和52年インド,タルコット峰登山隊への参加(登頂),昭和53年函館インド,ホワイトセール峰登山隊への参加(敗退),昭和54年ネパール,パルチャモ峰(敗退),昭和63年中華民国,玉山(登頂),平成7年,19年マレーシア,キナバル峰(2回登頂),平成8年タンザニア,キリマンジェロ峰(登頂)に足跡を残しております。

海外トレッキングでは昭和50年,54年ネパール,ゴーキョピーク(2回),昭和59年アンナプルナ内院,平成14年アンナプルナ山群北部,昭和49年,平成9年ランタン渓谷(2回),平成19年中国四川省,四姑娘山山麓,平成21年中国雲南省玉龍雪山山麓,梅里雪山山麓,老君山山麓が行われております。

しかし,今日までの過程には,昭和49年4月前千軒岳行方不明事故(ヘリコプターによる救助),昭和54年7月メップ岳目名沢滑落事故(ヘリコプターによる救助),死亡事故となった昭和63年11月大千軒岳での病気死亡事故が発生し,数回の山行方針の見直しを行っております。

山岳会の基本方針は,会としての目標は掲げず,会員個々の意欲と努力により,会全体のレベルアップが図られるものと考えており,月2回の全会員レベルに適合した月例山行と,メンバーのレベルによる会員山行を行っております。現在の会員は9名ですが,会員の高齢化の進行,若手会員の減少により,中高年主体の山岳会となっております。

 現在の主な山行は,月2回の月例山行を実施しており,夏期では道南の山々を主体に一般コースからの尾根歩き登山,積雪期では函館近郊の横津山系,木地挽山系等の登山を実施しております。その他,月1回の例会を実施し,山行報告,山行計画の協議等を行っております。過去の事故経験から会員山行の管理は,理事会において審査し承認する事にしております。

 最後になりますが,昭和47年5月より毎月函館山岳会ニュースの発行を続けており,令和2年12月現在において585号となっております。また,このニュースを7~8年ごとにまとめ,函館山岳会報3号,4号,5号,6号,として4冊の会報を発行しております。以前の創刊号,2号を含め6冊の会報を発行しております。今年の5月には会報7号を発行しております。

 春一番の花々を求め,夏の高山植物の観賞,秋の紅葉狩り,厳冬の樹氷の
観賞等,四季の自然を満喫しながら山々を登っております。70年の伝統が有り,地道な山登りを実践している山岳会ですが,共に末永く登山を楽しむ仲間を募集しております。            連絡先:0138-57-6861(野口まで)

2017年9月29日金曜日

昆布岳(南尾根コース)2017年9月23日~24日

昆布岳(南尾根コース)  2017年9月23日~24日

メンバー 4名 

9月23日(土)晴~雷雨~晴
 14時亀田支所出発。始めは晴れていたが,次第に雲行きは怪しくなり森町あたりから時々雨模様となった。目的地の数キロ手前で,子熊2頭が道路を横断。慌てて徐行し,母熊が出てこないかヒヤヒヤしながら,その場を通り過ぎた。
 16時30分,目的地の昆布岳登山口駐車場に到着。その時には激しい雷雨となった。雨だけならまだしも雷が激しい。アルミポールに触ってのテントを張る気にとてもならず、雨が収まるのをしばらく待つ。17時,雨が小降りとなったので急いでテント設営した。

  設営中道路向かいの民家の住民男性が出てきて,我々にそこはキャンプ場でないからテントを張ってはいけない旨のこと言い出した。話を聞くと,その男性はハンターで,この辺は熊が出るので,猟犬を放し飼いをしている。その猟犬が我々と同じようにここでキャンプをした人に吠えかかることがあって,吠えられた人が役場に苦情を行って,その男性ハンターが困る事態になったとのこと。よって猟犬が我々に吠えるかもしれないから,ここから出て行ってほしいとのこと。その猟犬は吠えることがあっても,人を噛むことはしないというので,我々はかまわずテント設営を続けると,男性ハンターは根負けしたのか,黒い犬を連れてきて,これが猟犬だと我々に紹介してくれた。
 我々がさきほど子熊を見たことを伝えると,自分が熊を撃つのでまた熊を見かけたら教えてほしいと言った。向かいの家の男性ハンターとのやり取りは,当初はここでテントを張れないかと心配したが,最終的にテントを張ることができ,しかも向かいにはハンターと猟犬がいるので,熊の心配がなくなってむしろ良いことであった。その後雷雨は激しくなり,雨音がうるさくテントの中で話がしずらいほどだった。しかし夜更けには,雨が上がり星空が広がった。この日は経験したことのない,実にいろいろなことが起きた日であった。


9月24日(日)晴れ
 5時起床。朝食を摂り、6時10分、テントは前日の雨で濡れているので乾燥させるため、そのまま置いて、出発した。




 280m地点の分岐は、わかりやすく右の登山道は道が開かれ、左側は背の高い草が茂っていた。6:24,1合目340m。6:18,2合目400m。6:51,3合目。7:05,作業道550m横断。7:20,4合目630m。7:35,5合目690m。7:50,霧のためか,途中メガネ岩に気づかず6合目,710m到着。
 8:03,7合目750m。この時点で計画書ペースより27分早かった。8:27,8合目。8:45,9合目。その後傾斜がかなりきつくなってきた。
 9:21昆布岳頂上。計画書ペースより21分早かった。



 9:45下山開始。10:15,9合目。10:30,8合目。10:45,7合目。10:59,6合目。その後は皆でメガネ岩を見失わないよう注意深く進んだ。
 11:14メガネ岩到着。休憩し写真を撮った。5合目はメガネ岩のすぐそばだった。11:42作業道550m横断。


 12:10登山口到着。登りのペースは計画書より早かったが,下りは10分の遅れだった。テントはグランドシート部は濡れているものの,地上部は乾燥しておりたたんで回収した。12:20宿営地を出発した。その後,豊浦温泉に入り1時間ほど休憩。14:00出発し,17:00亀田支所に到着。
 昆布岳は登山道は,広く大きな段差もほとんどなく,非常によく整備され迷うこともなく登りやすい山であった。我々以外に前泊者はいなかったが,24日の登山者は多く7~8組の登山者と出合った。                            (OT記)


 

2017年9月28日木曜日

チ セ ヌ プ リ (神仙沼コース) 2017年 9 月15日~16日

チ セ ヌ プ リ(神仙沼コース) 9 月15日~16日

メンバー 3名                                   
 この山行は16日~17日の予定の登山です。15日~16日に変更しました。     
9月15日(金)曇 
 14:00亀田支所出発。17:05五色温泉着。別館の素泊まり。18:00夕食は持ち寄り食事を取る。風呂に入る。21:00就寝。

9月16日(土)晴
 5:30起床。朝食を取る。6:00五色温泉出発。車を走っていると眼下に雲海が広がり,その上に昆布岳も見える。6:30神仙沼駐車場着。7:05出発7840m。道は木道で濡れており,神仙沼まで続く。周りはネマガリダケとダケカンバでその中を行く。



 7:35長沼着10分ひと休み。花はアキノキリンソウ、ヨツバヒヨドリ,ヤマハハコ、終わり掛けのガクアジサイが咲いている。なだらかな道に,大きな石がゴロゴロして少々の水が流れ滑りやすい。
 8:30シャクナゲ岳分岐881m10分ひと休み。8:50湯本温泉分岐。 湯本温泉への道は草刈りがされていない。道は斜面をジグザグに登る。ポツポツとエゾリンドウ咲き,ハイ松帯になると景色は広く空が開ける。
 9:45 チセヌプリ頂上1134m着。展望はシャクナゲ岳,白樺山,目国内岳,ニ トヌプリ,南には昆布岳が望まれる。空は晴れて清々しいく,山々は秋の装いへと染まり始めている。


 
 10:15下山開始。17人団体とすれ違います。 また,何人かとすれ違う。10:55 シャクナゲ岳分岐。下山は気を付け下る。12:00長沼着10分ひと休み。12:30神仙沼。湿原の色は草紅葉へと色を染め始めている。



 13:00登山口に下山。13:30神仙沼駐車場出発。14:00ホテル甘露の森にて入浴。15:00 ホテル甘露の森出発。18:00亀田支所着。                      
 五色温泉の別館は自炊もでき,キッチンルームには調理器やキッチン用品一式有り,湯船も充実している。(一泊3,822円)                     (NT記)




北アルプス 裏銀座~表銀座コース 2017年8月27日~9月2日

北アルプス 裏銀座~表銀座コース  8月27日~9月2日  参加者2名
                                          

 ブナ立尾根→烏帽子小屋→野口五郎小屋(泊)→野口五郎・真砂岳(巻き道)→水晶岳→ 鷲羽岳→三俣山荘(泊)→双六小屋→西鎌尾根→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘(泊)→東鎌尾根→ 大天荘(泊)→大天井岳→燕山荘→燕岳→合戦尾根→中房温泉(登山口)

8月27日(日)晴
 函館発8:54JR→新千歳発14;20→信州まつもと空港着15:55→マイクロバスで移動→美麻温泉着17:30

8月28日(月)晴
 起床3:00→朝食3:30。美麻温泉発4:25→七倉タクシーに乗り換え→高瀬ダム着5:30→ 不動沢つり橋から濁沢川原を歩く。6:10~6:20ブナ立尾根登山口。11:15~12:00烏帽子小屋昼食(カレーライス)。13:25~13:35三つ岳北峰→三つ岳西峰まで砂礫の広い尾根コマクサが咲いている。西峰お花畑でライ鳥親子と対面。
 15:40(2924m)野口五郎小屋着。風が強くなってくる。古い小屋で二階は梯子の登り降りが大変。満員の感じだったが,一人一人分の布団があたりラッキー。



8月29日(火)ガス・風のち雨まじり
 4:00起床。5:00朝食。6:00野口五郎小屋発(ガス・風が強い)。8:15東沢乗越えは小雨でガス・肌寒い。9:20~35水晶小屋着。ザックを置いて水晶岳へ向かう。10:12~40水晶岳(2997m)岩場・梯子ありの岩尾根だった。山頂で奇跡の展望。ガスが切れ眼下には雲の平や山荘。黒部源頭あり。野口五郎岳のどっしりとした山もすぐ目の前に見渡せる。カメラを置いてきたことを後悔する(二人とも)。11:20~12:00水晶小屋で昼食(野口五郎小屋の弁当)。太陽が出て暖かくなる
 13:52~14:0鷲羽岳(2924m)ガラガラの斜面,ジグザグに登る。クサリ場もありきつい登りだった。三俣山荘の赤い屋根が見える。
 15:10三俣山荘着。ガスがでてくる。小屋で噂のケーキセットを食べる。¥1200-サイ
ォン出しのコーヒーで美味しい。目の前をホシガラスが飛んでいる。夕食は鹿肉シチュー。これも柔らかくって美味しかった。



8月30日(水)ガス・雨
 4:00起床。5:00朝食。5:35三俣山荘発。ガスで回りは何も見えない。8:25~8:45双六小屋着。風・小雨・ガスで肌寒い。小屋でホットミルクを飲む(¥600)。9:40樅沢岳(2755m)。
11:22二股乗越え,風が強く寒く感じる。昼食は三俣山荘の弁当を食べる。
 12:30硫黄乗越え,風が強い。ガスが切れてくる。硫黄尾根,北鎌尾根が見えてくる。ミネウスユキソウあり,ハイマツまじりの岩稜である。13:18千丈沢乗越え。ガスが切れ槍の肩までの急登が,眼の前に広がる。
 14:42槍ヶ岳山荘着。また,ガスの中。午前中はガス・風のため山頂へは誰も行っていないとのこと。部屋に寄り,15:30槍へ向かう。16:03~16:20槍ヶ岳山頂(3180m)着。ガスの中,写真を撮っていると雨がポツリポツリ降り出しすぐ下降。岩肌や梯子は滑りやすくなっている。16:50槍ヶ岳山荘着。
 17:30 夕食(ハンバーグ)。後で甘酒を飲む(¥600)美味しい~!。山荘内,ストーブはあるが寒い。迷路のような山荘で,トイレも遠く大変だ。




8月31日(木)ガス
 4:00起床。5:00朝食。6:05槍ヶ岳山荘発。風がなくありがたい。右手に槍沢を見ながらガレ場,梯子,クサリ場,両側が切れた尾根を進む。ガスが切れはじめ,振り返れば槍の穂が時折見える。雲海の中に尾根が見え,天空の道と思える。足元に気を付けて歩き,梯子の登りはいいが、,に着いたとたん息が切れる



 10:42~10:55 ヒュッテ西岳。ハーゲンダッツアイスクリームを食べる。青空になる。11:15赤岩岳(2769m)。12:50ビックリ平。
 13:50~14:05大天井ヒュッテで昼食(ビーフカレーorキーマカレー)。大天井ヒュッテからすぐ上止めの階段,ガレ・ザレ場,岩稜のトラバース続きで結構きつい。15:10大天荘着(2870m)。15:20~15:40空身でガスの中大天井岳へ(10分で山頂2922m)オコジョと出会う。
 15:50大天荘着。他1パーティーのみで気楽で静かなで5名で個室。夕食はサバの味噌煮orハンバーグ。19:00~20:00ナイトタイム。ランプの喫茶室に変化。ホットワイン¥700飲む。他のメンバーはリーダーと歓談。ソフトドリンク・ケーキセット・ビールetc。



9月1日(金)晴れ~ガス
 4:30起床。星空・町の灯・朝焼け・日の出が5:22とのこと。5:15朝食。雲海・日の出贅沢な朝だ。6:20大天荘発。青空の下,大きなジクザクのガレ場の下りが続き,切通岩着(小林善作レリーフある)。ここからクサリ・梯子を登る。7:25~7:35稜線上に出て展望が開ける。写真撮影,雲海を見ながらの山旅である。燕山荘までの尾根が雲海上に続き,本当に天空の城のようである。野口五郎岳・槍ヶ岳と歩いて来た山が見渡せ,やった~!と思う。8:45~8:55大下りの頭。9:15蛙岩,燕岳はガスの中。
 10:00燕山荘着。空身で燕岳へ出発。10:45~11:05燕岳(2763m)。登山道わきの砂礫地にコマクサあり。



 11:20~12:10燕山荘で昼食(カレーうどんor山菜うどん)。売店には多種のTシャツ・バンタナ・etc。スタッフも親切にアドバイスしてくれる(試着もできる)
 ガスの中出発。12:55~13:05合戦小屋。名物の冷えたスイカを食べる(1/8で¥800)。でも美味しい。15:30中房温泉着(登山口)。ひたすら樹林帯の中の下りで普通の下りではあるが長いと大変だ。5日間の山行も終わり!



9月2日(土)晴
 8:30美麻温泉発。道の駅で買い物。10:30信州まつもと空港着。12:30信州まつもと空港発。(恵山上空を通過)14:00新千歳空港着。解散                                              ( IY記)

2017年9月6日水曜日

韓国で一番高い山 漢拏山(ハルラサン)へ登る7月29日

韓国で一番高い山 漢拏山(ハルラサン)へ登る                                                                    7月29日

  以前から済州島へ行ってみたい。出来たら漢拏山にも登りたいと思っていました。今回、千歳からチャーター便が飛ぶという事で急ぎ申し込み念願叶いました。
  漢拏山は韓国で一番高い山ながら,標高1,950m、2007年に世界自然遺産となりました。登山ルートは5ルートあり、9.6kmと最も長いが、傾斜はなだらかな城板岳(ソンパナク)コースを登りました。


7月29日(土)曇りから晴れ
5:45 ホテルからタクシーで登山口へ,約25分で2,000円
6:10 登山口着(620m)
        案内所、売店があり,売店でキンパ(韓国海苔巻き)を買う(300)円


6:35 出発。暫くは鬱蒼とした林の中を進む。間もなくポツポツとガクアジサイの花が見られる。
8:20 ソッパッ小屋(休憩所)着。立派な小屋でトイレも有る。キンパで朝食,少し休憩。    このあたりから所々木道が敷かれている。段々石道となる。



 9:20沙羅小屋着。休憩。海抜1,300mの標識あり,段々と傾斜が増してくる。

  それにつれて木の階段が多くなる。かなり気温が高く,大汗をかく。ややバテ気味,所々にピンクの目印布がかっている。無くとも迷うことは絶対にない筈なのに,だって多くの人が登っているし,行き先はこっちと言わんばかりに木道や階段があるんだもの。
10:30 チンダルレ小屋着(ツツジ畑小屋)。
  カップラーメンと水が売っている。この暑いのに食べている人が多い。しばし休憩。約1時間毎に休憩小屋がある様だ。所々にコースマップあり。ここから急登1時間30分の案内板。


10:45  ここから頂上まで階段状の木道が続く。結構な登りである。段々息が上がる。暑くてクラクラ目眩がしてくる。頑張って登る。ゆっくりと進むことにする。時々休憩する。ジグを切りながらの登り。
11:40 あと30分の案内マップ。兎に角頑張って上に!
12:20 頂上着。1,920mこの先立ち入り禁止でここまで。山頂は木が一面敷かれている。座りやすい様に階段状白鹿潭(ペンノクタム)という火口湖が頂上にあったが,夏場は干し上がるらしく水は無かった。行動食を食べたり,写真を撮ったりして1時間程のんびりと過ごす。韓国本土の人が多いが中国、アメリカ,フランス人も居た。世界遺産の山だけあるなと感じる。花は頂上直下に白と黄色の花が見られる。見たこと無い花で名前は分からない。


 
14:30には下山することと書かれた看板が立てかけてある。下山時に下山案内のマイクが14:00頃聞こえた。
13:30 来たコースを下山。当初は観音寺コースと決めていたが,急なので 来たコースが安全と,日本語話せる韓国人に言われそのようにする。



14:30 カミナリがなり出し,間もなくザーと降雨,雨具着用する。
15:30 雨止む。雨具脱ぐ。あとはズンズンと下る。
18:00 登山口へ下山。タクシー2台止まっている。ホテルまでの値段2,500円と言うので、朝来た時は2,000円と話すも道が少し違うからとか言って応じない。
仕方が無いのでOKする。ボラれた気がした。
18:30 ホテル着。どっと疲れて夕食を食べる気力無く倒れ込むように寝てしまう。気づいたら23時だった。シャワーを浴びてまた眠る。

《感想》
 下界は摂氏32~33度,暑くてバテそうでした。片道5時間,往復9時間これは休みなしのタイムだから登り6時間,下り5時間,往復11時間。この歳ではこんなものだと納得です。難しい山ではないのですが,植生の保護なのか歩きやすいようにとの配慮なのか,木道や階段にはちょっと違和感を覚えました。世界遺産なので保護と安全に登山という目的なのだろうと思いました。なにせ国が管理しているのだから,下山時間近くにマイクで呼びかけるというのも頷けます。
 日本の山とは違った一面を見ることが出来ました。体力のいる山なので,暑さに強い人はどうぞ!弱い人は春,秋がいいのでは………。

  今回天気にも恵まれ,念願の山に登れて感無量です。
説明
漢拏山(ハルラ山)には主に、整備されている5つの登山路(トレッキングコース)があります。
城板岳(ソンパナク / 성판악)登山コース
観音寺(クァヌンサ / 관음사)登山コース
御里牧(オリモク / 어리목)登山コース
霊室(ヨンシル / 영실)登山コース
トンネコ(돈내코)登山コース
 城板岳コース,観音寺コースの2つは火口脇の東稜頂上まで行くことができ,互いに通じています。
 なお,この東稜頂上の標高は約1,920mで,漢拏山の最高地点ではありません。最高地点の三角点は西稜にありますが,現在は一般登山者の立ち入りは禁止されています。   

(OT記)
                                                                    

2017年9月5日火曜日

函館地区山岳連盟交流登山会「知内丸山」2017年8月26~27日

函館地区山岳連盟交流登山会「知内丸山」
              2017年8月26~27日

参加者 函館山岳会 3名, 函館山の会 8名   合計11名
 
  函館岳連登山交流登山会 知内丸山に参加しました。今回は今金山岳会は欠席で,函館山岳会3名と函館山の会8名が参加しました。

8月26日(土)晴
  15時、亀田支所を集合・出発し,16時過ぎ知内町小谷石イカリカイ駐車公園に到着。ここは,岩場の海に面したきれいな公園です。駐車場,水洗トイレ,水道が有りキャンプに適しています。到着時には,キャンプの先客がありテントが3つ程有りました。我々も早速テントを張りましたが,風が強く風よけに海沿いのフェンスのそばに設営しました。
  17時頃函館山の会のYNさん,SKさん,SNさん,他女性1名が到着しました。山の会はテント設営後,恒例の豚汁を作り振舞ってくれました。また函館岳連からの差し入れということで,ビールを多数持ってきてくれました。我らがOTさんは茹でた枝豆を1Kgほど持参してくれ振舞ってくれました。近くの岩山の上にきれいな三日月も上がり楽しい酒宴でした。21時就寝。


8月27日(日) 晴
  5時30分起床。テント片付け後,残りの豚汁をおかずに朝食を済ませました。山の会の日帰り参加者の到着をしばらく待ちました。メンバー到着後,矢越山荘(元矢越小学校)高度50mに向かい,到着後支度を整え7時30分出発。


  我々函館山岳会は,最後尾につきました。始めは舗装道を進みました。7時40分ピンクテープの樹木の所で右折して草地に入りました。


  すぐに杉林の山道を下り中ノ沢川を渡渉して、7時50分尾根に取り付きました。かなり急な傾斜でした。8時05分,181mの広い緩やかな傾斜地のブナ林で休憩。一面下草はあまりない林です,かつてここは畑だったそうです。8時15分出発。その後,奇怪な姿のブナの樹木にいくつか遭遇。「八面樹」,「百て観音」の立て札が掲げられ,飽きることがありません。

  8時58分千畳敷(350m)で休憩。ここも平坦で広いブナ林です。この後も傾斜はきつく岩場の箇所も出来ました。NTさんの前にケガした足が十分回復に至っていないため,450m岩場で疲労し山の会メンバーに随分遅れていまい,一時、登頂もあきらめようかと思いましたが,疲労が蓄積しないようゆっくり前に進むこととしました。
  やがて笹薮に覆われた道がしばらく続きましたが,10時43分丸山頂上(663m)に到着。山の会の皆さんから拍手で迎えられました。参加者全員登頂できた良かったと山下さんが随分喜んでくれました。


  10時54分下山開始。11時55分千畳敷(350m)で休憩。

 

  その後、山の会メンバーから離れてしまいましたが、我々はゆっくり下りました。12時27分,かつて畑だった平坦なブナ林190mに来ました。ここから左手の谷に沿って下りましたが,気づくと来たことのないところに来てしまいました。
  夏道で道を見失うことはないし,山の会についていけばよいと思い,地図は用意したものの詳細なルート確認をしていませんでした。この辺りは,下草がなく道らしい道はないところでした。焦らずに,ザックにしまっていたGPSナビを取り出し確認したところ,ルートから左に100mほど逸れていました。下に向かって右に進路を変え移動すると谷にぶつかりました。
  GPSの誤差の範囲にあるので判断が難しいところですが,ルートは谷の向こう側のようです。谷の上に戻り、尾根分岐から右に下るとようやくルートに戻り安堵しました。
  その後は無事に下山し,13時に矢越山荘に到着しました。山の会はすでに到着しており,スイカを切って振舞ってくれました。その後、知内こもれび温泉に入り.函館亀田支所には16時到着しました。
  知内丸山は,市街地から近い低い山ですが,傾斜はきつく道が分かりづらく注意しないと迷ってしまう山です。今回の山行は,無事に全員登頂し帰還できましたが,一時道に迷ってしまいました。夏の低山であっても油断はできないと思い知った次第です。                               (OT記)

楽古岳(1471m)メナシュンベツ川尾根コース 2017年7月8~10日

楽古岳(1471m)メナシュンベツ川尾根コース
                      7 月8 日~10日(2泊3日)
メンバ 3名

7月8日 晴
  8:00 七飯町役場集合。浦河町方面に出発。大沼IC より高速道路を利用した。鵡川ICで国道へ出て,11:300「道の駅鵡川の四季の館」で休憩と昼食。
  その後出発。途中,新ひだか町のイオンに立ち寄り食料・飲み物を購入した。浦河町からは,天馬街道に入り20 分ほど走行後,楽古岳方面案内板を発見した。ヤマレコでは,看板は木の枝に隠れわかりづらいと書いてあったが,確かにわかりづらかった。そこから右折し進行した。
  途中,道の前方に楽古岳が現れた。
15:00 楽古荘に到着。楽古荘は2階立ての山小屋で20畳ほどの広さで水道(山水)・流しとトイレがあった。窓ガラスはあるが網戸がない。到着時無人で室内は猛烈な暑さ。すぐに窓を開けたが,虫が入ってくるのでほどなく閉めた。


  夕方,1階に陣取り夕食をとる。その後別の登山者2名が来て,彼らは2階に落ち着いた。20:00就寝。窓を閉めているので、暑く寝苦しかった。
7 月9 日 晴
  4:00起床。朝食を済ませ,5:00楽古岳を目指し出発した。楽古山荘から楽古岳へのルートは,メナシュンベツ川沿いを何度か渡渉しながら進み,尾根取り付きから頂上までが登山道となる。事前にヤマレコで調べたところ,去年の台風で川沿いの道が荒廃し標識がなくなり,進路がわかりづらくなったようだ。また,登山道も笹が茂っているようだった。
  しかし実際行ってみると,川沿いは要所要所に木の枝にリボンがつけられ,川原の岩にも赤のペンキで印が付けられて,それほど迷うことはなかった。山道も笹狩りがなされ,通りやすかった。今年の春に道全体が整備されたものと思われた。5:45登山道取り付きに予定より45 分早く到着した。太陽が照ってきて気温が上がってきたが,この時点では暑くはなかった。しかし,その後次第に日差しが強くなってきた。



  9:20頂上に10 分早く到着。快晴で見通しが良く,日高の山々が良く見え,素晴らしい景色だった。しかし,風はないためかアブがうるさく,食事を取る気にならず,少し降りてから食事をすることとした。


  9:50下山開始。次第に暑さと疲労のため,ペースが遅くなり12:16登山道取り付きに約1 時間遅れで到着。川の水で顔を洗い。火照った体を冷やした。

  メナシュンベツ川沿いに進み,13:25楽古山荘には、55 分遅れで到着した。支度を整えこの日の宿となる,新冠町の判官森林公園キャンプ場に出発した。  
  15:300 キャンプ場到着。バンガローに荷物を置き,近くの公営温泉レコードの湯に入った。入浴後夕食を取った。バンガローに戻り就寝。
7 月11 日
  8:30判官森林公園を出発。苫小牧イオンモールにより,昼食と買い物をした。15:00七飯役場に到着。
  今回全行程は,天気に恵まれ快晴だった。山行はとても楽しく有意義だった。                         (OT記)