目国内岳~岩内岳 新見峠コース
2022年9月10~11日
メンバー 5名
9月10日 晴
14:00函館出発。七飯町で1名合流。17:30新見峠駐車場着。17:45テント設営。17:50から各自持参の夕食を取る。18:151名合流。ビール,焼酎を飲みながら歓談して過ごす。19:00過ぎには寒くなりテントに入る。19:30就寝。
9月11日 晴
4:00起床。4:20朝食。4:40テント撤収。5:17出発。5:18登山ボックスに記入。ダケカンバ,根曲がりの,目国内岳への登山道を登る。6:02高度920m付近笹の道を登る。6:08前目国内岳頂上980.5m着。東には羊蹄山,アンヌプリ,チセヌプリ,白樺岳等が多少霞んで眺望出来る。西には目国内岳,岩内岳がはっきりと眺望出来る。
6:15出発。西尾根を下り6:30コル900mを通過。6:47目国内岳東尾根952m岩門を通過。ダケカンバ帯を登り高度を上げる。次第に笹,ハイマツ帯となりジグを切り登る。7:31~44九合目1170m付近小休止。7:50~8:00目国内岳頂上下の岩場を通過。8:01頂上分岐から岩内岳向かう。
青空の中,雷電岳,岩内岳稜線を眺望しながら,ハイマツ帯を下る。次第にダケカンバ帯の下りとなる。9:00パンケメクンナイ湿原入口955m付近着。ウメバチソウ,エゾオヤマノリンドウが咲いている。行動食を取り今後の登りに備える。9:23出発。湿原内の道を歩き9:35湿原出口965m通過。
ここからはダケカンバ帯を1020m付近まで登り,トラバースシながらの緩い下りとなる。2名が多少遅れている。10:09高度960m付近でIKさんが追いついてきて,OTさんがねんざしたとの事。直ぐに下山開始。
10:18事故現場982m着。ねんざの状況は多少腫れがあり,痛みも有るが歩く事は,出来そうとの事。自分でテーピングをしており,鎮痛剤を服用したとの事である。
10:37下山開始。一歩一歩でのんびりと歩く事が出来,時間を掛ければ自力下山は可能と判断する。11:43パンケメクンナイ湿原入口955m通過。11:58~12:08目国内岳西1000m付近小休止。登りはきついがのんびりと登る。13:23~27目国内岳頂上分岐1220mで小休止。ここで鎮痛剤を飲んでもらう。
頂上下の岩場は慎重に下る。14:05~18高度1105m付近ハイマツ帯で小休止。15:12東尾根コル900m通過。15:33~43前目国内岳頂上で小休止。痛みは有るが元気なので,日没前には下山出来そうである。16:40駐車場に下山。17:02函館へ出発。20:30函館着。
下山の距離が長いので,下山状況を判断しながら,ヘリコプター救助依頼を視野に入れながら下山を続けました。幸い当人は口数も多く元気でしたので,鎮痛剤を飲み下山してもらいました。行動時間は約11時間20分となりました。
高齢者パーティーでは,ねんざ等でも自力下山が不能になる事が多いので,ヘリコプター救助依頼を念頭に入れておくべきと思います。しかし,ヘリコプターが飛べない気象状況では,一晩ビバークでの自力下山となる事への対応も必要と思います。 (NG記)