ヒサゴ沼~トムラウシ山~東大雪荘
2015年7月11日
メンバ2名
7月11日(土) 快晴(ヒサゴ沼避難小屋→北沼→トムラウシ山→トムラウシ温泉)
4:00起床して5:00すぎにヒサゴ沼避難小屋出発。沼の縁を歩き昨日の地点を超えてさらに沼の縁を歩く。急な雪渓が目の前にデ~ンと見える。私はここで軽アイゼンを付けゆっくり登って行く。数人の登山者がいる中,先頭をきって登ったのは女性で,アイゼンは付けずキックステップで登って行く。早い。あっと言う間に見失う。
分岐6:05。ゴロゴロした岩をすぎると日本庭園である。自然が作った造形。この素晴らしさが,写真ではわからないのが残念である。沼地,岩場,周辺の景観,そしてお花たち。
北沼分岐6:05(北沼)。ここで遅れているSMさんを待つため,ゆっくり足を洗い過ごす。
9:20トムラウシ山へ出発する。巨大な岩,ロックガーデンと呼ばれる岩の上を,ペンキの目印を頼りに何処までも登る。ジャズを聴いて動かない,SMさんを置いて一人登って行く。途中で先行者が巨岩を直登している。私は目印に沿って登る。手とストックを使い,コースを見て判断して登る。
トムラウシ山9:50着。山頂はたくさんの登山者で賑わい,さすが100名山の名が高い。10:20SMさん着。
山頂で報告のため電話するが,誰にかけてもつながらない。携帯電話の電池も危ういのでやめて,体も冷えて来たので「先に行ってくれ」と言う,SMさんのことばにあまえて10:25下山。
下山してすぐ19名の団体と出会う。この団体は十勝岳,旭岳,トムラウシ山,そして最終日が羊蹄山,すべて往復だそうだ。この天気が続くと最高の北海道の山旅になることだろうと思った。
大きな岩をペンキの目印を頼りに下山。南沼分岐11:05。テント一張みえる。長い長い下山の始まりである。トムラウシ公園11:30休憩。出発11:55。前トム平12:35。
巨岩や急斜面の上り下り,雪渓の下り,雪渓の横断を終えると13:01突然電話の音がする。あわてて出るとKTさんからで,無事東大雪山荘(トムラウシ温泉)に着いたと言う知らせだった。電話が繋がったこと,あと一歩で林や沢へ入ること,携帯電話の電池が少ない事からして繋がったことがウソのようである。嬉しい電話で足も早まった。
コマドリ沢分岐13:05。コマドリ沢の大雪渓を下り終えると,カムイサンケナイ川へ続く水場があり休憩する。
若いカップルと中年ご夫婦らしき登山者と一緒である。皆さん短縮コース下山の様子なので先に行くことにする。川の右側を下って行く。コマドリの声が鳴っていて足を止めるが見つからない。時間も迫ってきているので足を早める。
突然、道が途切れて躊躇していると,若いカップルが「沢の上を行くんですよ」と教えてくれる。先をお願いし後から付いて行くが,姿は全く見えなくなってしまう。道ははっきりしているので急な登りをゆっくり進む。年配のご夫婦を抜いて、中年ご夫婦に抜かれる。
1391m地点に14:50着。花はなし,景観もない。うっそうとした林の中を一人黙々と下る。カムイ天上分岐15:00。先行の中年ご夫婦の鈴の音がかすかに聞こえる。
温泉コース分岐15:40通過。前も後ろもまったく誰もいない登山道を,蝶たちが先行してくれる。時にエゾライチョウの砂浴びとも出会い,カエルに驚き下ったかと思うと迂回してまた登り,やっとトムラウシ温泉17:00着。
東大雪山荘の玄関前にはKTさんが、4階ベランダからはOTさんが,手を振って出迎えてくれた。嬉しい、嬉しくって涙がでそうである。玄関にはMTさんも出迎えてくれて,登山靴を洗ってくれる。ようやく部屋へ着いて,冷たい水,冷たいコーラを飲みほし横になってしまう。SMさんを一人残してきたのが気がかりであったが,電話でKMさんと話したことなど聞いて少し安心する。19:30無事,SMさんも下山する。短縮コースに降り,車で送ってきてもらったそうである。
大雪山は今年雪が多く,雪融けが早かったわりにその後,気温が上がらずお花の開花が遅く,蕾や五分咲きが多く,昨年にくらえると残念な結果でした。今回初めてテントを持った避難小屋泊り2泊3日の縦走でした。ザックの重さが12kg以上はあって,縦走中肩が痛くってたまらなかったが,どれも忘れることなく持ち帰ることができた。避難小屋泊りは,案外熟睡でき快適だったこと。皆さんのマナーの良さを感じた。川の音,鳥やナキウサギの声,お花を見て,心地良い風に吹かれて,自然を大満喫した山旅でした。
なんといっても,天候に恵まれたこと,遠くの山並みまで見え,絶景を堪能したことは,一生いい思い出に残りました。(OK記)
2015年7月11日
メンバ2名
7月11日(土) 快晴(ヒサゴ沼避難小屋→北沼→トムラウシ山→トムラウシ温泉)
4:00起床して5:00すぎにヒサゴ沼避難小屋出発。沼の縁を歩き昨日の地点を超えてさらに沼の縁を歩く。急な雪渓が目の前にデ~ンと見える。私はここで軽アイゼンを付けゆっくり登って行く。数人の登山者がいる中,先頭をきって登ったのは女性で,アイゼンは付けずキックステップで登って行く。早い。あっと言う間に見失う。
分岐6:05。ゴロゴロした岩をすぎると日本庭園である。自然が作った造形。この素晴らしさが,写真ではわからないのが残念である。沼地,岩場,周辺の景観,そしてお花たち。
北沼分岐6:05(北沼)。ここで遅れているSMさんを待つため,ゆっくり足を洗い過ごす。
9:20トムラウシ山へ出発する。巨大な岩,ロックガーデンと呼ばれる岩の上を,ペンキの目印を頼りに何処までも登る。ジャズを聴いて動かない,SMさんを置いて一人登って行く。途中で先行者が巨岩を直登している。私は目印に沿って登る。手とストックを使い,コースを見て判断して登る。
トムラウシ山9:50着。山頂はたくさんの登山者で賑わい,さすが100名山の名が高い。10:20SMさん着。
山頂で報告のため電話するが,誰にかけてもつながらない。携帯電話の電池も危ういのでやめて,体も冷えて来たので「先に行ってくれ」と言う,SMさんのことばにあまえて10:25下山。
下山してすぐ19名の団体と出会う。この団体は十勝岳,旭岳,トムラウシ山,そして最終日が羊蹄山,すべて往復だそうだ。この天気が続くと最高の北海道の山旅になることだろうと思った。
大きな岩をペンキの目印を頼りに下山。南沼分岐11:05。テント一張みえる。長い長い下山の始まりである。トムラウシ公園11:30休憩。出発11:55。前トム平12:35。
巨岩や急斜面の上り下り,雪渓の下り,雪渓の横断を終えると13:01突然電話の音がする。あわてて出るとKTさんからで,無事東大雪山荘(トムラウシ温泉)に着いたと言う知らせだった。電話が繋がったこと,あと一歩で林や沢へ入ること,携帯電話の電池が少ない事からして繋がったことがウソのようである。嬉しい電話で足も早まった。
コマドリ沢分岐13:05。コマドリ沢の大雪渓を下り終えると,カムイサンケナイ川へ続く水場があり休憩する。
若いカップルと中年ご夫婦らしき登山者と一緒である。皆さん短縮コース下山の様子なので先に行くことにする。川の右側を下って行く。コマドリの声が鳴っていて足を止めるが見つからない。時間も迫ってきているので足を早める。
突然、道が途切れて躊躇していると,若いカップルが「沢の上を行くんですよ」と教えてくれる。先をお願いし後から付いて行くが,姿は全く見えなくなってしまう。道ははっきりしているので急な登りをゆっくり進む。年配のご夫婦を抜いて、中年ご夫婦に抜かれる。
1391m地点に14:50着。花はなし,景観もない。うっそうとした林の中を一人黙々と下る。カムイ天上分岐15:00。先行の中年ご夫婦の鈴の音がかすかに聞こえる。
温泉コース分岐15:40通過。前も後ろもまったく誰もいない登山道を,蝶たちが先行してくれる。時にエゾライチョウの砂浴びとも出会い,カエルに驚き下ったかと思うと迂回してまた登り,やっとトムラウシ温泉17:00着。
東大雪山荘の玄関前にはKTさんが、4階ベランダからはOTさんが,手を振って出迎えてくれた。嬉しい、嬉しくって涙がでそうである。玄関にはMTさんも出迎えてくれて,登山靴を洗ってくれる。ようやく部屋へ着いて,冷たい水,冷たいコーラを飲みほし横になってしまう。SMさんを一人残してきたのが気がかりであったが,電話でKMさんと話したことなど聞いて少し安心する。19:30無事,SMさんも下山する。短縮コースに降り,車で送ってきてもらったそうである。
大雪山は今年雪が多く,雪融けが早かったわりにその後,気温が上がらずお花の開花が遅く,蕾や五分咲きが多く,昨年にくらえると残念な結果でした。今回初めてテントを持った避難小屋泊り2泊3日の縦走でした。ザックの重さが12kg以上はあって,縦走中肩が痛くってたまらなかったが,どれも忘れることなく持ち帰ることができた。避難小屋泊りは,案外熟睡でき快適だったこと。皆さんのマナーの良さを感じた。川の音,鳥やナキウサギの声,お花を見て,心地良い風に吹かれて,自然を大満喫した山旅でした。
なんといっても,天候に恵まれたこと,遠くの山並みまで見え,絶景を堪能したことは,一生いい思い出に残りました。(OK記)