雄鉾岳 雄鉾沢コース 函館地区山岳連盟夏山研修会 2021年6月20日
参加団体 函館山岳会4名,函館山の会6名,今金山岳会4名 計14名
6月20日 曇1時雨
3:50函館出発。5:35雄鉾岳登山口駐車場着。5:55までに全員集合。6:10開会式後出発。銀山沢右岸の道を進む。6:26右岸フックス通過。多少上り下り枝沢を通過したりで歩く。6:30~38アウンの滝上295m付近を左岸に渡渉。多数の為時間がかかる。6:45右岸305m付近フックスの有る高巻き。次第に踏み跡の道となりフキ等が被った踏み跡となる。7:10~20高度330m付近小休止。
7:25二股から右の雄鉾沢に入る。踏み跡を辿っていたら意識しない内に雄鉾沢に入っている。沢の渡渉,高巻き等を繰り返し雄鉾沢を登る。踏み跡は有るが,不明瞭なカ所もある。
8:22~32二股440m付近で小休止。ここからは左股のカナケ沢へ入る。河床は鉄分を含み赤いのである。ここからも沢の渡渉,小さな高巻き等を繰り返し高度を上げる。9:15水場500m付近を通過。フキ等に隠れて確認できない。今日は僅かに水量の有る沢状を登る。次第に涸れ沢となりゴロ石の沢状を登る。
9:20~28高度620m付近で小休止。9:38高度670m付近に残雪が有り右を通過。次第に踏み跡は急登となりジグを切り登る。9:57高度750m広場通過。ここから雄鉾岳岩壁の西側をルンゼ入口までトラバース。10m程の上り下りを繰り返し進む。
10:30ルンゼ入口790m通過しルンゼ内を登る。10:32古いが太いフックスが出てきて慎重に登る。フックスは必要な箇所には何本もセットされているが,メンバーが多いので落石に注意し登る。ルンゼを抜け根曲がり刈り分けを登る。890m付近にも長いフックスが有り,登ると海見平900m付近に出る。雄鉾岳頂上がガスに霞んで眺望出来る。ここからは笹,ハイマツ刈り分け道を緩やかに登る。
11:47雄鉾岳頂上着。既に頂上を目指したメンバー全員が到着している。体は濡れているが,風は無く暖かい中行動食を取りのんびりと休憩する。回りの眺望はガスの為全くない。
12:15記念撮影後下山開始。ルンゼ内は一人一人慎重にフックスを使用し下る。13:15ルンゼ入口通過。13:42~50高度750m広場小休止。急な涸れ沢は慎重に下る。14:40水場550m付近通過。15:45~55銀山沢出合い手前345m付近小休止。銀山沢左岸を黙々と下る。16:34アウンの滝上を渡渉。16:51コースを間違え踏み跡らしき所を下る。変だと気付くが沢まで下ってしまう。少し沢を下りGPSで現在地を確認し,斜面を登り返す。急斜面を樹木を探し手がかりとし必死に登る。17:18道に出る。直ぐに探しに来てくれたメンバーと出会う。17:25駐車場着。
今金山岳会3名が下山していないので,協議し4名が迎えに行くことする。17:50出発。18:02下山途中の3名と出会う。18:16駐車場に下山。18:25閉会挨拶後現地解散。19:05~20:02八雲温泉入浴。21:47函館着。
夏山研修会でしたが,沢スジのコース判断,ルンゼ内の行動等,普通の登山では出来ない経験を参加者はしたと思います。
各山岳会が責任を持って行動していましたが,行動の遅れ,道迷いが発生し,迎えに出る,捜索に出る等思わぬ事例も発生し,良い訓練になったと思います。これらの経験を日常の登山活動に生かして行く必要が有ります。 NG(記)