大 千 軒 岳(930m付近まで) 知内川コース 6月11日~12日
メンバー 8名
6月11日 曇
15:55亀田支所出発。17:30管理人の阿部さんから鍵を借りて千軒登山者休憩所に入る。我々以外には宿泊者はいない。豚汁を作り18:00より夕食。新入会員のIさん夫妻を交えて酒を飲みながらの夕食となる。飲み,食べ,歓談しながら楽しく過ごす。21:00就寝。
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登山者休憩所にて夕食とりながら歓談 |
6月12日 曇
4:00起床。4:30朝食。5:15後発2名合流。5:25出発。阿部さんへ鍵を返し奥二股へ向かう。5:40奥二股駐車場着。函館山の会も続々集合。5:48函館山の会が出発。5:50我々も出発。
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奥二股駐車場登山口にて |
奥二股の吊り橋を渡り知内川の右岸の道を進む。砂防ダムを越えて河原歩き,ここ数年前に付けられた高巻き道等を歩いたり,沢筋の岩をヘツッて歩く。道脇にはコンロンソウ,ニリンソウ,ユキザサ,オドリコソウ,イワカガミ,オオバミゾホオズキ,コケイランが咲いており,花々を楽しみながら歩く。
6:20狭戸から右岸の高巻き道を登る。ブナ,ナラ等の樹林帯を高度60~70m程登り,根曲り刈分け道をトラバース状に進む。途中出てくる小沢5本を降りたり,登ったりをしながら進む。小沢により登り降りが大きく違う。次第に下りとなり広河原手前のぬかるんだ道を進む。7:00広河原に出るが渡渉点を探して右岸を上流に歩く。山の会が待っていてくれ,渡渉点を教えてくれるが,メンバーの何人かは靴を濡らして渡る。7:10左岸へ渡渉し小休止。行動食を取りながら休憩。天気は曇り空で晴れる気配はない。
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広河原にて |
7:20出発。左岸ブナ,ミズナラ等の樹林帯の道を進む。7:40沢身の岩をヘツリ,滝状の小沢の下を通過。沢沿い,高巻きの道を登り降りしながら進む。右手からの小沢3本を越えて進む。8:05下の十字架(金山番所)着。
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金山番所(下の十字架)にて |
行動食,水分補給で小休止。左岸の道を進み8:20灯明越えの沢を30m程遡り左手の尾根に取付く。急な上りだが直ぐに平坦地となり倒木を越えてたりすると次第に下りとなる。8:33キレット沢出合着。
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キレット沢出合いから尾根取付きにて |
右股本流を50m程遡りフィックスロープの有る急な尾根に取付く。ブナ,ツツジ類,ダケカンバ等の樹林帯の急登を登る。ジグザグを切りまた直線的にぐんぐんと高度を稼ぐが,慣れない新人には大変である。ムラサキヤシオ,オオカメノキ,ツバメノオモト咲く道を1歩1歩高度を上げる。9:08尾根上唯一の平坦地の休み台630m着。新人1名は遅れ気味となりのんびり行くことにする。行動食,水分を補給し9:20出発。
ここからも樹林帯の急登は続き一歩一歩登る。770m付近からは歩き難い根曲刈分けの新道を登る。旧道に戻りダケカンバ疎林帯の笹刈分けを登る。ガンバリ岩手前には小さな雪渓がある。越えてガンバリ岩さらに進むとフックスロープの有る箇所に雪渓が出てくる。遅れていた新人を待ちガンバリ岩で待ってもらう事を伝える。この雪渓を越えて笹刈分け道を30m程登り,裸地の手前の雪渓高度930m付近に出る。ガスの為先の状況を判断出来ないが,今年の雪渓は例年になく大きい状況で,スリップすると右手の本流へ滑落する心配がある。10:25ピッケル,補助ロープを持って来てない為,安全を確保が難しい状況であり,今日はここで下山と決定する。
10:33~45ガンバリ岩で小休止。急な尾根の下りは慎重に下る。11:05~20休み台にて小休止。
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山の会のメンバーと休み台にて |
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休み台にて |
休んでいると山の会のメンバーが下山してくる。お花畑は白い花がいっぱい咲いていたが,強風とガスの中であったとの事。それにしてもメンバーの体力は相当な物である。ここからも急な下りが続き慎重に下る。11:50キレット沢出合通過。
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キレット沢出合い |
尾根を越えて12:00灯明越えの沢通過。12:05~15下の十字架にて小休止。12:50広河原着。渡渉点を探しウロウロし結局靴を脱いだり靴のまま渡渉となる。13:05~15広河原出口で小休止。
来た道を戻るだけだが体力を消耗しているメンバーには,高巻き道の登り降りはきつい状況でのんびりと歩く。13:55狭戸通過。ここからは花々の写真を撮りながら下る。14:25奥二股駐車場に下山。山の会のメンバーは既に下山している。14:35知内温泉へ出発。15:10~16:10
温泉にて入浴。入浴料430円。17:30函館着。
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イワカガミ |
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オオサクラソウ |
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コケイラン |
難関と予想していた雪渓が予想以上に大きい状況であり,初心者も多く安全対策が取れない為,930m付近で下山となりました。この時期の雪渓はその年により変化の幅が大きく,なんとかなるだろでは,安全確保は出来ませんでした。全員のピッケル持参とと補助ロープは必要と思われました。来年もまた挑戦したいと考えております。 (N記)
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GPSログ |