遭難対策協議会横津岳冬山遭難救助訓練
ネイパルモリ,横津岳北尾根 3月1日~2日
参加者 函館山岳会6名,函館山の会3名,今金山岳会6名,函館MCC1名,渡島西部山岳連盟1名,道警救助隊4名総計21名
3月1日 晴
14:00亀田支所出発。14:40ネイオアルモリ青少年研修施設着。15:40入口前広場にて開会式。15:45~16:15中庭にてスノーモービルによる簡易スノーボート使用による搬送デモ訓練。16:20~17:20室内講堂で簡易スノーボート組立訓練,搬送訓練,ロープ結束訓練,滑車,制動機使用による吊り上げ訓練デモを実施する。
17:30~18:00食堂にて夕食。エビフライ,チキン照り焼き,コンニャクたらこ和え等の夕食である。18:10部屋に戻るとすでに参加者有志は,懇親会を始めている。計画では食堂にて20:00~22:00の懇親会で有るが,酒飲みは待てなかったのある。顔なじみの参加山岳会,道警救助隊員と登山活動,救助活動等について飲み語り合う。22:00一応解散。山岳会3名はすぐ就寝。他の参加者は24:00頃まで飲んでいたとの事。
3月2日 晴後一時曇ネイパルモリ,横津岳北尾根 3月1日~2日
参加者 函館山岳会6名,函館山の会3名,今金山岳会6名,函館MCC1名,渡島西部山岳連盟1名,道警救助隊4名総計21名
3月1日 晴
14:00亀田支所出発。14:40ネイオアルモリ青少年研修施設着。15:40入口前広場にて開会式。15:45~16:15中庭にてスノーモービルによる簡易スノーボート使用による搬送デモ訓練。16:20~17:20室内講堂で簡易スノーボート組立訓練,搬送訓練,ロープ結束訓練,滑車,制動機使用による吊り上げ訓練デモを実施する。
17:30~18:00食堂にて夕食。エビフライ,チキン照り焼き,コンニャクたらこ和え等の夕食である。18:10部屋に戻るとすでに参加者有志は,懇親会を始めている。計画では食堂にて20:00~22:00の懇親会で有るが,酒飲みは待てなかったのある。顔なじみの参加山岳会,道警救助隊員と登山活動,救助活動等について飲み語り合う。22:00一応解散。山岳会3名はすぐ就寝。他の参加者は24:00頃まで飲んでいたとの事。
6:00起床。7:30朝食。バイキングの朝食でおかずも多くビジネスホテル並の内容である。8:35出発。
9:00七飯スノーパークスキー場着。9:10ゴンドラ乗車。9:30ゴンドラ頂上駅着。
9:452班編制で出発。9:55リフト終点先から横津岳北尾根樹林帯に入る。幅50m間隔で2班編制で遭難者捜索訓練をしながら,締まった新雪をラッセルで登る。1cm程の新雪はラッセルの苦労は無い。天気晴の良い気象状況の中,樹氷の付いたブナ等の樹林帯を登る。
1035mへの登りは傾斜がきつく,スキーでは大きくジグを切り登る。10:15コブ1035mを通過。ここからは横津岳頂上ドーム等の眺望が良い。
10:20~30コル1029mで小休止。青空の中に氷の付いた横津岳頂上ドーム等が眺望出来る。多少樹高が低くなった樹林帯を登る。
10:50高度1050m付近の平坦地に出る。ここからは樹木は無くなり吹きさらしの平坦地を進む。横津岳北のアンテナ基地を目指し登る。
訓練実施の場所を探しながら1100m付近まで登り,傾斜の有る1080mまで下りここを訓練地をする。
10:55~11:00まで全員集合。風は弱く晴の天気の中,早々訓練を開始する。簡易スノーボートを組立後,つなぎ箇所をシュリンゲで補強するのが重要である。仮想遭難者を収容し搬送訓練を行う。スノーボートを引き斜面を登るのは,6名でも厳しいのを実感する。
その後雪崩れ埋没者の,ゾンデ棒による捜索訓練である。横一列に10人程が並び3箇所ずつゾンデ棒を刺し込み捜索する。ザックと地面との感触の違いを実感する。
次はビーコン使用での雪崩れ埋没者発見捜索訓練である。埋設したビーコンを新旧のビーコンで捜索するが,使い慣れていないと,なかなか発見できず時間がかかるのも現実と実感する。
最後は急斜面を利用しての仮想遭難者を乗せた,簡易スノーボートを滑車,制動機使用による,吊り下げ,吊り上げ訓練となる。吊り上げのアンカーはスキーを70~80cm程埋設し,シュリンゲを使用し作成する。実際に人間を乗せているので,簡易スノーボートの確保を二箇所取り,安全を図り実施する。急斜面での吊り下げは4名でバランスを取る。吊り上げは5名ではなかなか多少力不足で,7~8名は必要と実感する。
12:20~40支給されたおにぎり等で昼食を取る。12:40下山開始。多少曇りの中登りのトレース通りに下る。スキー組は個人の力量によりコースを判断して下る。
13:30~43スキー場リフト降り場で休憩。スノーシュウー等の組はゴンドラにで下る。スキー組は各山岳会毎に確認しながらゲレンデを滑走して下る。アイスバーンの所は苦労しながら滑る。
14:40までに全員ゴンドラ乗り場に下山する。14:42閉会式後現地解散。14:45出発。15:30亀田支所解散。
2年に一度の冬山遭難救助訓練ですが,遭難事故を起こさない事が重要です。不幸にして事故が発生した時には,いかに冷静に持っている装備,技術を活用し,対応出来るかが重要です。また直ぐにヘリによる救助依頼の発信も,念頭に入れて置きたいと思います。 (NG記)