函館山岳会の山登り: 04/01/2019

函館山岳会の歩み

函館山岳会活動の歩み

函館山岳会は，昭和２５年４月に個人３７名，社会人団体，高校山岳部等が参加創立されて，令和２年１１月で創立７０周年を迎えております。

この間において会員個々の努力により，その成果として積雪期では道南の狩場山山系，遊楽部山系，大千軒岳山系，道内のニセコ山系，羊蹄山，大雪山系，十勝山系，夕張山系，日高山系，さらに本州北アルプス，八ケ岳山系，夏期では沢登りを中心とした道南の山々，大雪山系，夕張山系，日高山系等に足跡を残しております。

海外登山では昭和５２年インド，タルコット峰登山隊への参加（登頂），昭和５３年函館インド，ホワイトセール峰登山隊への参加（敗退），昭和５４年ネパール，パルチャモ峰（敗退），昭和６３年中華民国，玉山（登頂），平成７年，１９年マレーシア，キナバル峰（２回登頂），平成８年タンザニア，キリマンジェロ峰（登頂）に足跡を残しております。

海外トレッキングでは昭和５０年，５４年ネパール，ゴーキョピーク（２回），昭和５９年アンナプルナ内院，平成１４年アンナプルナ山群北部，昭和４９年，平成９年ランタン渓谷（２回），平成１９年中国四川省，四姑娘山山麓，平成２１年中国雲南省玉龍雪山山麓，梅里雪山山麓，老君山山麓が行われております。

しかし，今日までの過程には，昭和４９年４月前千軒岳行方不明事故（ヘリコプターによる救助），昭和５４年７月メップ岳目名沢滑落事故（ヘリコプターによる救助），死亡事故となった昭和６３年１１月大千軒岳での病気死亡事故が発生し，数回の山行方針の見直しを行っております。

山岳会の基本方針は，会としての目標は掲げず，会員個々の意欲と努力により，会全体のレベルアップが図られるものと考えており，月２回の全会員レベルに適合した月例山行と，メンバーのレベルによる会員山行を行っております。現在の会員は９名ですが，会員の高齢化の進行，若手会員の減少により，中高年主体の山岳会となっております。

　現在の主な山行は，月２回の月例山行を実施しており，夏期では道南の山々を主体に一般コースからの尾根歩き登山，積雪期では函館近郊の横津山系，木地挽山系等の登山を実施しております。その他，月１回の例会を実施し，山行報告，山行計画の協議等を行っております。過去の事故経験から会員山行の管理は，理事会において審査し承認する事にしております。

　最後になりますが，昭和４７年５月より毎月函館山岳会ニュースの発行を続けており，令和２年１２月現在において５８５号となっております。また，このニュースを７～８年ごとにまとめ，函館山岳会報３号，４号，５号，６号，として４冊の会報を発行しております。以前の創刊号，２号を含め６冊の会報を発行しております。今年の５月には会報７号を発行しております。

　春一番の花々を求め，夏の高山植物の観賞，秋の紅葉狩り，厳冬の樹氷の観賞等，四季の自然を満喫しながら山々を登っております。７０年の伝統が有り，地道な山登りを実践している山岳会ですが，共に末永く登山を楽しむ仲間を募集しております。　　　　　　　　　　　　連絡先：０１３８－５７－６８６１（野口まで）

2019年4月22日月曜日

毛無山北尾根コース　2019年4月21日

　　　毛無山北尾根コース　2019年4月21日

メンバー　４名　　　　
４月２１日　快晴
　6:00亀田支所出発。6:45国道227号二股岳，毛無山駐車場着。天気快晴予報でも今日一日は晴の良い天気である。6:53駐車場出発。6:58国道登山口通過。大野川へ下る。7:00大野川の床板の無い吊り橋を渡る。

　　7:09トドマツ植林帯の急登に取付く。笹を手がかりに急登を登る。7:52故斉藤弘敏さん慰霊プレートへの道290m付近に出る。ここからはブナ樹林帯の，胸程の笹ブッシュを搔分けて登る。
　　8:07~20北尾根340m小休止。ここからもブッシュ漕ぎで登る。意外に時間が掛かるがのんびりと登る。

　　8:56~9:00北尾根440m小休止。次第にブッシュは首までの深さとなる。要所要所に赤布を付けて登る。9:30コブ502mを通過し下りとなる。

　　9:40~52大石沼東岸480m付近５合目標識で行動食，水分補給で休憩。

　　夏道を進むが直ぐに無くなり9:58右の尾根に上がる。急登を登り510mに出る。広いのトドマツ樹林帯を南に進む。途中残雪が切れ笹を漕ぐ場所もあり，標識を付け進む。570m付近から多少急斜面を登り沢状の右岸残雪を登る。10:44稜線コブ660mに出て，東のコルに残雪を下る。

　　10:50~11:03コル640mにて行動食，水分補給をして今後の登りに備える。ここからは夏道が出ており快調に登る。高度700mを越えると緩やかな稜線歩きとなる。

　　11:32毛無山頂上標識着。頂上は平坦でまだ先の高い所まで行く。快晴の中，二股岳，駒ヶ岳，横津岳，弥五兵衛山等が眺望出来き写真を撮る。標識まで戻り暖かい陽を浴びのんびりと昼食等を取り休憩する。

　　12:00下山開始。緊張感が薄れて夏道を下る。12:25コル640m通過し登り返して12:32コブ660mから下る。

　　570m付近から残雪が切れた場所が有り，標識，GPSで確認しながら下る。平坦地は現在地の確認が難しい。13:02登山道490mに出る。
　　13:07~16大石沼５合目標識で小休止。13:09北のコブ502mへのブッシュに入る。13:20コブ502m通過。GPS，標識を頼りに慎重に笹ブッシュ漕いで下る。14:25故斉藤さん慰霊プレートへの道に出る。２名が現場に行く事にする。14:30~40黙祷し写真を撮り過ごす。14:45メンバーの待つ場所に戻る。

　　14:16急斜面の下山開始。笹を手がかりに滑り易い斜面を下る。15:10吊り橋通過。15:26国道に出る。15:30駐車場着。15:45函館へ出発。16:30亀田支所解散。
　快晴の暖かい天気に恵まれ毛無山を往復してきました。大石沼までは残雪が無く，笹のブッシュで多少苦労しました。下り570~510mの残雪が切れた箇所では，慎重に現在池の確認をして下りました。　　　　　（ＮＧ記）　

2019年4月8日月曜日

設計山　西尾根コース　2019年4月7日

設計山　西尾根コース　2019年4月7日

メンバー　３名
４月　７日　雨後湿雪後曇
　 6:55亀田支所出発。7:40中山トンネル手前右駐車場着。直ぐに雨が降り出し湿雪に変わる。天気予報では午後から晴の予報で有り，天気図からも大きな荒天は考えられない。
　　7:06雨具を着用し出発。7:59林道入口の車止め通過。8:01~08ワカンを着用する。ガスと湿雪の降る中，旧雪に湿雪5cm程が積もった林道を黙々と進む。8:46左脇の作業道に入った事に気が付か無いまま進む。8:49~59様子が違うと気づきＧＰＳで確認し戻る。
　　9:02林道に戻る。広い広場であり作業道が道らしく見え入った様である。ここからも降雪の中，黙々と林道を進む。
　　9:23~45林道の峠500m付近で小休止し，行動食を取る。ここも広い広場である。ここからは東へ設計山西尾根を目指し，ブナ樹林帯の緩やかな尾根を登る。ガスと降雪の為，見通しが悪いので，所々標識を付けながら慎重に進む。520mから南東に尾根を下る。
　　10:00コル500mを通過。次第にブナ疎林帯の登りとなる。傾斜が増し新雪にワカンの歯が利かず滑る状況となり，雪崩に注意し樹木の多い箇所を直線的に登る。

　　10:18西尾根上590mに出る。尾根上は南の風が多少強い。尾根上はガスと小雪であるが，多少見通しが利く。新雪15cm程をラッセルしながら登る。

　　10:38~39コブ670mにて現在地を確認する。ガスの中緩やかな尾根上を進み，10:53コブ700mを通過。尾根北に出ている雪庇に注意し樹木の多い所を登る。10:57右下に道状が見え尾根上から入り進む。次第に下りとなるので，11:03ＧＰＳで現在地を確認すると，頂上南側にいる事を確認し戻る。11:09設計山頂上701.5mに戻る。