大 千 軒 岳 旧道コース 6月18日
メンバー 3名
6月18日
4時30分上磯郵便局向いの駐車場に集合し228号線を松前町に向って行く。天気は曇りガスがかかっているが,知内町に入るころには日が差し出す。及部川手前の道道石崎~松前線に入る。最終民家を過ぎ入林監視所に6時10分着。
ここからが、長い長い林道となる。アップダウン急カーブが続くなか旧道登山口8時着。
|
登山口にて |
先行者は誰もいないようである。ブナ林をジグザグに登ってすぐギンリョウソウ,ユキザサが,ツバメオモトは終わりごろである。シラネアオイ,サンカヨウ,カラマツソウ,ハクサンチドリ,スミレ類,ツツジ類も咲いている。薄暗い樹林帯を登って行くと視界が開け,左手に小さい十字架や大千軒岳の稜線が見えてくる。ガスもなくいい天気である。登山道脇には時々残雪もあり涼しい風が穏やかに吹く。アップダウンを繰り返し中千軒岳肩への急な登りは,右に前千軒岳の稜線,お花畑も見える。
|
旧道コース上部 |
|
中千軒平上の十字架を望む |
前千軒岳分岐に10時着。シラネアオイの群生は盛りをすぎているが,まだ見ごたえがある。この辺から風が強くなり帽子が飛びそうである。千軒平に付くとさらに強風でお花たちが横になっている。写真は全くブレて写せない。山頂で休憩することにして一歩一歩ゆっくり進んで行く。エゾノハクサンイチゲ,ミヤマアズマギの大群生,チシマフウロウ,ミヤマキンポウゲ,ミヤマキンバイ,キンレイカ,オダマキ,ベニバナイチゴなどの花が咲いている。エゾカンゾウは蕾である。強風のためゆっくり花を見ることが出来ない。
|
中千軒平上の十字架にて |
|
稜線お花畑からの大千軒岳 |
|
大千軒岳頂上にて |
大千軒岳山頂に10時着。山頂には3パーティがいる。景色は最高である。南西方向に大島,小島。左に目を移すと津軽海を峡んで越え,遥か南に岩木山がそびえ,また南東の雲海の中に浮かぶ函館山と,その左手に駒ヶ岳が見える。反対の北西側の奥尻島は視界が悪くて見えない代わりに,富士山連峰?と見紛うばかりの雄大な雲の魏が見える。最高の風景を堪能して,千軒平に12時。お花たちにお別れし来た道を下山。往路にはなかった熊の落し物を見ながら,休憩時にはタケノコを採りながら旧登山口に13時30分着。吉岡温泉15時30分着(1時間入浴)。駐車場17時30分解散。
毎年登っている大千軒岳ですが,山頂は1年ぶり。ガスの中の登山と思っていたのが思いがけず晴天。強風ではあったが,こんな大千軒岳はめったに見たことない風景でした。
登山時間より林道の長いこのコースを運転してくれたN先生,おやつを沢山持ってきてくれたMさんには感謝で一杯です。お付き合いして頂きありがとうございました。 (O記)